内容説明
ブルゴーニュ地方のワイン醸造家の長男として生まれながら家を継がなかった著者が、90歳になる祖父からワインに関するよもやま話を聞き書きする。ワイン作りの今昔、ワインブームのまやかし、日本のワイン文化について、そして第二次大戦中ドイツ占領下での日々…。ワインとワイン作りにたずさわる人々への愛情がいっぱいに込められた、ユーモアと詩情あふれるコミック・エッセイ。
著者等紹介
ベルナール,フレッド[ベルナール,フレッド] [Bernard,Fred]
BD(バンド・デシネ)作家、イラストレーター。1969年、ブルゴーニュ地方のワイン醸造家の家に生まれる。多数のイラスト入り児童書を発表、ゴンクール賞を含む数々の賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わゆ
11
ヴィニュロン(ワインの作り手)の祖父と歩むブルゴーニュの四季。ワインを愛してワインと一緒に年をとってきた頑固なじいちゃんがとてもステキです。2015/09/26
DEE
3
ワインと共に生まれワインと暮らすじいちゃんが、孫である著者に話すワインのよもやま話、 そこにはワインへのただならぬ愛情がある。 イラストレーターでもある著者による絵本のようなエッセイ。 温かみのあるイラストで、頑固で優しくユーモラスなじいちゃんの雰囲気がとてもよく伝わってくる。 美味いワインさえあれば大抵のことは上手くいくような気になる不思議な本。2018/11/22
こーこ
1
これでワインがわかる!という本ではないけれど、フランスの歴史、家族の歴史とともに歩むワインの時間を感じることのできる、愛情にあふれた絵本でした。2016/01/13
su-zu
1
おじいちゃん(著者の祖父・ワインを造っている)曰く、「ワインは語るもんじゃない!飲むもんだ!」。そうそう!「ワインはもっと単純なんじゃ。赤か白か、若いか年取ってるか、自分が好きか嫌いか、違うか?」そうそうそう!ワインへの愛が、故郷への愛がたっぷり詰まった一冊。笑って、でも胸がいっぱいになる。2015/09/06
滝原夏希
0
作者はフランスのワイン醸造の家にうまれたイラストレーター。 エスプリのきいた大人の絵本です。 ワインについてのウンチクもふんだんに散りばめられている。 ワイン好きには特におススメ。2015/11/24
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