内容説明
建築家、造形作家、陶芸家、イラストレーター、人形作家、デザイナー…古い家と古いものを愛するあたたかでやさしい暮らし。
目次
01 米軍ハウスに暮らす
02 町家に暮らす
03 米軍ハウスに暮らす
04 洋館アパートメントに暮らす
05 築約30年の和風建築に暮らす
06 通り土間のある古民家に暮らす
07 ドイツ様式のアパートメントに暮らす
08 筑約50年の平屋に暮らす
09 庭のある平屋に暮らす
10 洋風長屋に暮らす
11 昭和の町並みが残る下町に暮らす
12 古い洋館アパートメントに暮らす
13 築135年の古民家に暮らす
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりこ
18
一歩間違えるとお化け屋敷も住む人のセンスで見違える程ステキなお家になる。基本物が無くスッキリしたお家ばかり。断熱材が入ってなさそうなので夏は暑いし冬は寒そうだけど春限定で読書する家だったら最高。2018/11/18
バニラ風味
13
最近、そのセンスに魅かれて手に取る本は「あ、またエクスナレッジ」という事が多いです。新築の住まいではなく、築年数が経っている家での暮らしを送る人たちのコンセプトや、その暮らしぶり、こだわりなどを多数の写真で紹介している本です。巻末に「古い家で暮らす」ということのメリット、デメリットが書いてある所が本物だと思いました。築年数の経った家は、断熱材が入っていなかったりするし、今までのメンテナンスによって、決して「暮らしやすい」訳ではありません。でも、そこを理解した上で暮らすことが、一番大切だと思いました。2015/02/17
tomonokko
12
図書館本。文句なしに素敵なお家ばかり。新築の家やマンションにはない個性が如実に現れるところが古い家のいいところだと思う。不便や不自由を上回る魅力があるから、みなさん手をかけ愛情をかけながら住み続けるのだろう。昔は米軍ハウスに憧れがあったけれど、最近は年を重ねたせいか、日本の古民家に惹かれる。一番最後の方の、縁側に設けられたハンモックが堪らない。2016/09/25
MOTO
7
先日、新しくなった青森駅を見学しに行った。大きな窓に明るい駅舎。通路には美術館の様に駅に纏わる古い道具が展示されていて、ただ歩いているだけでも楽しかった。でも、窓から見える古い駅舎…。(取り壊しは決定)私はそこが大好きだった。図書館も、通った小学校も中学校も、大好きだった場所が次々綺麗な建物に変わって行く。古い家の写真集はとてもお洒落だったが、風や光の呼吸を感じられるような空間である事が懐かしかった。こんな家はどんな雑貨を置いたとしても『様』になるのだ。2021/04/10
Mayu
5
インテリアに関する本はごまんとあると思うのですが、ピンとくる雑誌や本はめったになくて、この本は久しぶりのヒット。米軍ハウスや、町屋、洋館アパートメントなど、全然テイストが違う暮らしぶりですが、どれも心惹かれるところがあり、建物全体の雰囲気も、細かな家具や日用品も興味深い。物作りを生業としている方のお住まいが多く、空間そのものの美しさと、住んでいる方の暮らしぶりの調和が家のたたずまいを作っているのだなぁと感じました。写真の取り方だと思いますが、本全体にも統一感があり、編集された方にも非常に興味がわきました。2016/06/26