内容説明
日本の住宅が誇るべき土間、縁側、家族団らんの茶の間、畳の間、床の間、格子…これらを現代の住宅に上手に取り入れる。絶妙な部屋の配置から、片付く家のヒミツ、細部のこだわりなど、暮らしやすさにはルールがある。
目次
1章 快適な暮らしの仕組み(LDKはゆるやかにつなげたい;テレビの居住まいを考える ほか)
2章 家全体で考える(敷地と方位のズレを楽しむ;2階LDK―お陽さまにカンパイ ほか)
3章 家の顔のつくり方(ヴォリュームでつくるモダンな家;屋根でつくる和風な家 ほか)
4章 片付く家のヒミツ(下駄箱とは呼ばないで―玄関収納;重要なのは食品庫のみえる化だ ほか)
5章 細部のこだわり方(上がり框がつくる住まいの顔;引戸は開いた時に真価を発揮 ほか)
著者等紹介
大島健二[オオシマケンジ]
1965年神戸市生まれ。一級建築士。1991年神戸大学大学院修士課程(多淵敏樹研究室・建築史)修了。同年より1994年まで日建設計(東京)に勤務し、超高層ビルや官庁、研究所などの設計にたずさわる。1995年に独立し、2000年OCM一級建築士事務所を設立。モダンから和風まで幅広いスタイルの住宅設計を手がける一方、執筆活動にも力を入れ、雑誌への連載や著書も多数ある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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roomy
12
他の解剖図鑑ほどはよくなかったかな。2015/08/19
織町
9
“何をするでもなく、みんなが何となくそこにいて同じ空気を吸い、台所のお母さんも何となく気配を感じている。そんな漠然とした繋がりそのものがLDKであると言えるのでしょう。”手掛けた設計の間取りと発想を出し惜しみなく載せていて大変参考になった。太っ腹!HPには実際の写真も掲載されてるので写真と間取りとで見れたのが良かった。家全体を遊具に、風呂を外部空間に、中庭と繋がる玄関土間、個性的だぁ。エアコンの隠し方、昴窓、ベンチでまったり、格子を取り入れた外観・内装、中枢神経ゾーン、壁面収納は家作りに取り入れてみたい。2017/04/29
まめ
8
家を建てたい!! 2016/02/27
りう@ハンドメイド製作中♪
8
こちらも面白く読了。このシリーズは読みやすいくだりなのに知りたい事がギッチリ入ってる。ただ、「家づくりの解剖図鑑」の1/3くらいは「片付けの解剖図鑑」と同じようなことも多々書いてあった。2016/02/13
ナユタ
7
扉にスコープで北斗七星を作る、というアイディア、やってみたい、と思ったのだけれども、どうやって芯を組めばいいのか考えてしまった。本棚の項目で、設計士が好きな正方形の本棚と、大工さんの好きな歩留まりのいいの本棚、思わず笑ってしまった。本棚は使いやすいサイズが一番いいな。ああ、廊下に本棚がほしい。2014/09/27