内容説明
セミ・トカゲの串刺し、タランチュラの炒め物、サソリ酒、ヤギの睾丸、カンガルーのしっぽ、ブタの脳みそ、ヒツジの陰茎の串刺し、ヘビの春巻…世界で一番恐ろしい食べ物は世界で一番美味しい食べ物だった！
目次
１ 虫たちの奇怪な宴
２ 海の怪物たち
３ 美味しさ丸ごとめしあがれ
４ 最高にヘビーな一皿
５ 羽の生えたごちそう
６ 残り物には福がある
掲載できなかった食材たち
著者等紹介
セッチフィールド，ニール［セッチフィールド，ニール］ ［Ｓｅｔｃｈｆｉｅｌｄ，Ｎｅｉｌ］
フォトグラファーとして２０年以上にわたって活躍。旅を題材にした写真を専門とし、なかでも食文化に関する作品はひときわ群を抜く。世界の主要都市をほぼすべて網羅した彼の作品は、『ニューヨーク・タイムズ』や『コンデナスト・トラベラー』など１００以上の新聞、雑誌を飾ってきたほか、書籍や広告などにも使われている。現在は、ロンドンで暮らしている
上原直子［ウエハラナオコ］
桐朋学園芸術短期大学演劇専攻卒。劇団ＮＬＴ退団後、翻訳・演出家、故小澤僥謳氏に師事。現在は札幌に在住し、翻訳をはじめとした言葉による表現活動を行う（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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chimako
61
開くんじゃなかった(x_x)直視出来ないものが次から次へと。著者は前書き部分で「本書の狙いのひとつは、“美味しさ”がきわめて主観的なものだと照明することだ。」と言っている。確かに、私が好きでもあの人は食べられないなんて事は日常茶飯事どこにでも転がっている。ビックリするようなものを食べるからと言ってその人の人間性とはなんの関係もない。処理前に見たら悶絶物のホルモンもみんな大好きだし。でもなぁ、顔系とネズミと昆虫と爬虫類•両生類はなぁ。勘弁してください。2014/06/17
あじ
57
食べられる物しか載っていない。人の口に入るもの、それって真っ当じゃないか。そう思えばカエルやうさぎの解剖図も、生の臓物も食材に見えてくる。コオロギを食べるのは、肝試しが目的ではない。必要な栄養素を補い、生きる為なのだ。食文化は命の系図のようなものだろうと思う。2014/12/26
touch.0324
42
《あなたの「オエッ！」は誰かの「うまい！」》に共感。美味しさとは極めて主観的なものなのである。山羊の頭、豚の脳みそ、タランチュラなど、所謂世界のゲテモノが紹介されているが、ロンドン在住の著者は日本人が好んで食べる"タコ"も身の毛のよだつ"デビルフィッシュ"として紹介している。これはとてもフェアだと思う。写真は料理でなく、食べ物・食材として撮られていて、グロいがどこか美しい。2014/09/28
ロア
38
「美味しさ」の基準は主観的なものである事を、強烈な写真で証明してくれる。確かに私はこの本のタコ足の写真見て「お！美味そう♡」って思った。でも同じ写真見て「ぎゃあ！デビルフィッシュ怖い！キモい！ムリ！」って思う人もいるんだよね。育った場所の影響って大きいな。とは言え1番インパクトあったのはイギリス料理のスターゲイジーパイ！星を見つめる焼きイワシ達www揚げマーズバーもヤバイよ…と思ったけど、日本のあんドーナツや揚げ饅頭も似たようなもんか( *´艸｀) 2017/12/26
キムチ２７
38
細切れの時間でもあっという間に読める・・で、extraordinary!でも具に見ると、結構normal. いやはや、地球の家主みたいな顔をして人類は実にどん欲。4つ足で机以外は食べない中国を笑えないよ。でも｢恐ろしい食べ物｣を口にしていると、健康保証、コラーゲンでお肌ピカピカ間違いなし！写真がふんだん、綺麗なのでお手元に一冊・・と行きたいけれど、上品な方々には神経に触るかも。 掲載の中でも私の大好きなモノは結構あった。台湾と行き来していた父など、｢海蛇が一番美味い｣というてたし。。。2014/03/03
