目次
水‐ガラス(水/ガラス;川/フィルター;北上川運河交流館水の洞窟 ほか)
木‐ガラス‐竹(森舞台/宮城県登米町伝統芸能伝承館;竹屋Great(Bamboo)Wall
那珂川町馬頭広重美術館 ほか)
石‐土‐セラミック(ロータス・ハウス;ちょっ蔵広場;安養寺木造阿弥陀如来坐像収蔵施設 ほか)
著者等紹介
隈研吾[クマケンゴ]
建築家。1954年神奈川県横浜市生まれ。79年東京大学大学院修了。85‐86年コロンビア大学建築・都市計画学科客員研究員。86年空間研究所設立。90年隈研吾建築都市設計事務所設立。98‐99慶應義塾大学環境情報学部特別招聘教授、2001‐09年同大学理工学部教授。07‐08年イリノイ大学客員教授(アメリカ、シカゴ)。08年Kuma&Associates Europe(フランス、パリ)設立。09年より東京大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nbhd
13
4カ月前に「新・建築入門」を読んでから、隈さんにどっぷり浸かってきたけど、ようやく解体されてきた。外から見てドッテンとした「大文字の建築」に対して、「負ける建築」「反オブジェクト」を標榜し、この本でも「外から見て、強いのはダメ」と言っている。けども「見た目にこだわらないこと」が反転して、かえって「見た目への執着」につながっているような気もして、けっきょく、外観と素材に終始している印象。アフォーダンスといっても、視覚優位のものな気がする。ロジックにはしびれるけど…4カ月間で見方・考え方ってわりと変わる。2017/09/03
武蔵野
1
こうやってまとめて見てみると、隈さんの建築って、どういう材料で、どういう皮膜を作るかっていうことに徹しているんですね。透過性のある皮膜なので、重なり合って一見複雑にみえるけど、それは実はただのイリュージョンで、プラン的にはあまり才能らしきものは感じられないんだよなあ。2013/04/07