内容説明
どこにもない国カタルーニャの幻想的な建築の本質とは。
目次
第1章 建築について
第2章 人物について
第3章 装飾とデザインについて
第4章 地中海とカタルーニャについて
第5章 パトロン、ライバル、弟子について
第6章 音楽について
第7章 日本について
第8章 評価について
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
メルセ・ひすい
2
15-59 ★5 機能的なものを求めると、自然の形態に行き着く、ふたつの未完の教会に隠されたガウディのメッセージ。ガウディがこれからの建築に示唆するもの 逆立ちした視点から思い描く建築の形状 フニクラ実験とフォルムの考え方 地中海とカタルーニャについて カタルーニャ的なものへの声音 どこにもない国、カタルーニャの幻想的な建築の本質とは。ガウディ芸術を育んだカタルーニャ文化を中世からひもとき、産業革命に端を発する近代化運動のうねりを見ながら、ガウディのスピリッツに迫る。2011/09/27
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1
これ一冊でガウディについて多角的に知ることができる一冊。著者が一人ではなく、様々な人が様々な視点から書いているものが集まっているので、ガウディに関する同じ事象についても捉え方が違ったりして面白かった。編集の方が初めに書かれている通り、『バックグラウンドを「知る」ことはガウディの建築を「感じる」ことの、半分も重要ではない』のかもしれないが、ガウディがどんな環境で、何を思って、どのように建築したかを想像できるのとできないのとでは同じ観光でも深みが違うと思う。個人的にはガウディの人柄が好きになった一冊。2016/08/22
めっきらもっきらどーんどん
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粘土でこねたみたい2014/10/13
ToM
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バルセロナに訪れる飛行機の中で読了。自然主義、歴史主義、地域主義、合理主義どれもが、ガウディの建築家としての姿勢にあっている気がする。そんな彼に感銘を受けた。2012/02/22