内容説明
90年代は、長引く不況と相まって金融ビッグバンが始まり、産業界に大きな波紋と影響を及ぼした。これを契機に流通業界も流通規制の緩和、外資の進出、大店法の廃止など「流通ビッグバン」が本格的に始まり、21世紀の流通業界は大きく変貌すると考えられる。本シリーズは卸売業、小売業、飲食サービス業について、各業界に通じた中小企業診断士・経営コンサルタントが21世紀に勝ち抜くための具体的な戦略を提案している。
目次
第1章 これが21世紀の卸売業の姿だ
第2章 マーチャンダイジングは総合化か専門化を図る
第3章 PB・オリジナル商品の開発で利益確保を図る
第4章 営業ドメインを見直し営業の合理化・システム化を図る
第5章 営業マンはリテールサポート・マンに変身する
第6章 ITシステムの強弱が勝ち残りを決める
第7章 小売店に頼られる物流システムを構築する
第8章 実用化の進むQRとECR―新しい商品調達法
第9章 サプライチェーンで小売店と共生を図る
第10章 脱・卸売業の業態革新が勝ち残りの道
著者等紹介
波形克彦[ナミカタカツヒコ]
産業能率短期大学販売能率科卒業。早稲田大学ビジネススクールにおいてシステムデザインを研究。日本婦人新聞記者、繊維新聞記者を経て、商業システム研究センター設立。現在、商業システム研究センター代表、産能短期大学能率科講師、中小企業診断士、社会保険労務士、ITコーディネーター。専門は、卸売業、専門店、ボランタリーチェーンの指導
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