内容説明
朝鮮文化は、古代ハイテク分野でも、世界に誇りうる多くの業績を残しているばかりでなく、日本にも大きな影響を与えている。たとえば、新羅の瞻星台の建立、世界最初の金属活字の開発、奈良の大仏に見る金属加工術の発展、亀船の考案に見える造船術、陶磁器などなどにおいてである。本書は、古代朝鮮のハイテクが日本に伝えられた過程とその時のかかわり合いなどについて、1話につき3分程度で気楽に読めるように簡潔にまとめた、興味をそそる語り草である。
目次
第1章 住まいと建造
第2章 土器と磁器
第3章 農耕と醸造
第4章 鋳造と韓鍛冶(からかぬち)
第5章 薬物と医方
第6章 工作と船匠
第7章 印刷技術の周辺
第8章 武器と火薬