内容説明
こころが軽くなる…リラクゼーション・フォトブック。
著者等紹介
HABU[HABU]
羽部恒雄(はぶつねお)。1955年、東京都中野区生まれ。78年、慶應義塾大学商学部卒業。10年間のサラリーマン生活の後、写真家に転身。オーストラリアを中心に風景写真を撮り始める。以来、空の風景をテーマにした写真を発表している
吉元由美[ヨシモトユミ]
東京生まれ。成城大学英文学科卒業。1984年に作詞家デビュー。これまでに杏里、中山美穂、加山雄三など多くのアーティストを手掛け、平原綾香の『Jupiter』はミリオンヒットとなる。エッセイストとしても幅広く活動。また、Salon「みんなつながっている」を主宰し、「魂が喜ぶように生きる」ことをテーマに講演、セミナーなど展開中。魂が喜ぶようなエッセイ、情報をニュースレターでも配信している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やすらぎ
182
たったひとつのもの、それはどこにあるのだろう。どんなかたちをしているの。探しても見つからなかったらどうしよう。空は変わり続けているのに、今日の気持ちは留まろうとしている。新しい景色に触れればきっと感動するのに、自然に逆らって大切な時は過ぎていく。そんな日もあるよ。眩しさがいつもそこにあって太陽は燃えているけど、夕立の雲が足跡を消して街はきれいなったけど、薄暗くなって濡れている。ふと見上げると、雲のかたち、虹の励まし。偶然が幾重にも集まって、私たちは旅をしている。空に願いたい。明日に伝えたい。夢を忘れない。2023/08/26
日奈月 侑子
1
読んだ後、心の中に涼しい風が吹いてくるような一冊でした。HABUさんの写真に映される空や海はとてつもなく綺麗で、それが詩と相まって、何だか穏やかな夏の風みたいな、そんな心地よさを生み出している気がします。詩の中では特に、忘却の岸辺、科学者と涙、忘れがたきものたちが好きです。忘れがたきものに関しては写真も、目を瞠るくらい綺麗でした。金色の光を放つ水面が、幻想的でした。他にも「!」の宮古島の写真や、未来への約束、砂の上の足跡の写真が気に入っています。透明感溢れる詩と写真で、確かにリラックスできました!2012/06/06
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- 和書
- 迢空・折口信夫事典