内容説明
溥儀を執政として1932年3月1日、満州国の建国宣言が行われた。関東軍作戦参謀の石原莞爾は満州を日本の生命線と位置づけ、アジアの植民地を欧米から解放するためにも日・満・中の連盟結成が不可欠と説く。陸軍省軍務局長となった永田鉄山は、石原莞爾以上に近代戦は国家総力戦であると考え、産業振興や財務改革に取り組んだ。そして石原莞爾の「陸軍の花形」と呼ばれる参謀本部作戦課長への就任が決まる…。戦雲の迫る昭和16年5月、ボルネオへ向かう日本の油槽船の航行を蘭印海軍が阻止する行動に出た。
著者等紹介
和泉祐司[イズミユウシ]
1944年生まれ。東京理科大学卒業。コンピュータ会社で基本ソフトウェア、教育システムの開発に携わる一方で、長年、戦争に関する書籍を読み漁って「日本必勝への途」を探り、執筆活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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