内容説明
昭和62年に登場し、話題をさらったBe‐1を皮切りに、63年はシルビアでカー・オブ・ザ・イヤーを受賞。平成元年に入ってからはパオを発売し、GT‐Rを復活させた新型スカイラインやフェアレディZも人気を呼んだ。3、4年前まではヒット車はおろか、若者の間で話題になることなどまずなかった日産のこの変貌ぶりには、誰もが目を見張った。いったい日産の流れを変えたのは何だったのか。本書ではその原動力の鍵を入社10年前後の若手社員に求めてみた。日産を変えるほどの原動力になった若手社員の反乱の決意と、自らの仕事の流れを変えていこうとする「遊び心」―これが日産の商品づくりや社内改革にどう作用したのか。それを探ってみたい。
目次
プロローグ 会社もクルマも大変身
第1章 俺がやらなきゃ誰がやる
第2章 この作戦なら絶対勝てる
第3章 巨象の脱皮が始まった
第4章 神話復活への新しき挑戦