出版社内容情報
日本がアジアを牽引する時代は終わった。アジアに学び、アジアの活力を取り込め!
発展するアジア社会・企業の活力を取り込み、21世紀の国家と市場、政府と企業の役割を問い直し、国際秩序の変化と、アジアの多様な成長に適応し続けるダイナミックなグローバル・ネットワークの構築へ。
この30年で、何が変わったのか?
次の30年に、何をすべきなのか?
冷戦後の巨大なグローバル市場の登場により到来間近とも思えた<フラットな世界>は遠ざかり、いまや地政学的リスクが世界を脅かしている。我々は、再び政治が経済を大きく揺さぶる時代に入ったのである。
この間、日本は多くの産業でアジアの牽引車、模倣の対象という座から降り、中国をはじめアジア諸国の後塵を拝している。
日系企業は、アジアの活力を取り込むための水平分業型グローバル・サプライチェーンを構築し、さまざまな政治的・経済的リスクを織り込みながら、絶えず戦略的に再編し続けなければならない。
【目次】
はしがき 小阪隆秀
第1部 アジアの産業発展と今後の規定要因
第1章 日本企業の競争力と産業の盛衰 田中彰
第2章 中国の産業発展と民営企業群の共進化戦略 李澤建
第3章 米中対立とサプライチェーンの再編成 森原康仁
第2部 アジアにおける日系企業の経営戦略課題
第4章 多国籍企業のR&Dとイノベーション戦略 井口知栄
第5章 台湾IT産業のグローバル・バリューチェーン戦略 田畠真弓
第6章 中小・中堅企業のグローバル調達戦略 高瑞紅
第7章 アジア家電企業における知的財産権戦略 荒井将志
第8章 自動車産業の電動化競争と新たな企業間分業 佐伯靖雄
第9章 日系二輪車企業の企業間国際分業の変化と戦略 横井克典
第10章 インドにおける日系二輪企業の後発参入戦略 三嶋恒平
第11章 日系ホテル企業のアジア進出戦略 四宮由紀子
第3部 SDGs時代のグローバル経営課題
第12章 東南アジアの事業環境変化と日系企業のSDGs対応 村田大学
第13章 アジアの繊維・縫製企業のSDGsとエシカル消費者 根岸可奈子
第14章 タイにおけるダイバーシティ経営 木村有里
第15章 台湾における日台サービス系企業のダイバーシティ戦略 國府俊一郎
終章 変貌するグローバル化の中の企業と戦略 村田大学
あとがき 夏目啓二
内容説明
この30年で、何が変わったのか?次の30年に、何をすべきなのか?冷戦後の巨大なグローバル市場の登場により到来間近とも思えた〈フラットな世界〉は遠ざかり、いまや地政学的リスクが世界を脅かしている。我々は、再び政治が経済を大きく揺さぶる時代に入ったのである。この間、日本は多くの産業でアジアの牽引車、模倣の対象という座から降り、中国をはじめアジア諸国の後塵を拝している。日系企業は、アジアの活力を取り込むための水平分業型グローバル・サプライチェーンを構築し、さまざまな政治的・経済的リスクを織り込みながら、絶えず戦略的に再編し続けなければならない。
目次
第1部 アジアの産業発展と今後の規定要因(日本企業の競争力と産業の盛衰;中国の産業発展と民営企業群の共進化戦略;米中対立とサプライチェーンの再編成)
第2部 アジアにおける日系企業の経営戦略課題(多国籍企業のR&Dとイノベーション戦略;台湾IT産業のグローバル・バリューチェーン戦略;中小・中堅企業のグローバル調達戦略 ほか)
第3部 SDGs時代のグローバル経営課題(東南アジアの事業環境変化と日系企業のSDGs対応;アジアの繊維・縫製企業のSDGsとエシカル消費者;タイにおけるダイバーシティ経営 ほか)
終章 変貌するグローバル化の中の企業と戦略
著者等紹介
小阪隆秀[コサカタカヒデ]
日本大学名誉教授
夏目啓二[ナツメケイジ]
龍谷大学名誉教授
村田大学[ムラタダイガク]
和光大学経済経営学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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