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出版社内容情報
SNS時代のジャーナリズム論
誰もが情報を発信し、フェイクニュースが氾濫するこの時代に、
ジャーナリストは「真正性」をいかに担保し、
マイノリティの声を掬い上げ、活性化させるべきなのか。
本書は、現代のデジタル化するメディア環境において、言説がより個別に、より自然に、より親密になり、「真正性」(本物らしさ)を追い求めるなかで、ジャーナリズムをどのように再定義すべきかを論ずるものである。
『真相深入り!虎ノ門ニュース』や『ハートネットTV』、『クィア・アイ』といったTV番組の言説構造の分析から、情報の送り手と受け手の関係性を編み直し、ジャーナリズムが〈声なき声〉をいかに掬い上げ、活性化すべきかの方途を探る。
そして、ジャーナリズムの担い手が送り手と受け手の垣根を超え、等身大の自分自身として語り、自分たちの居場所としてのメディアについて考える。
そうした社会のかたちのイメージを描き出し、もっと幅広い文化的実践をジャーナリズムとして再評価していく。
内容説明
本書は、現代のデジタル化するメディア環境において、言説がより個別に、より自然に、より親密になり、「真正性」(本物らしさ)を追い求めるなかで、ジャーナリズムをどのように再定義すべきかを論ずるものである。『真相深入り!虎ノ門ニュース』や『ハートネットTV』、『クィア・アイ』といったTV番組の言説構造の分析から、ジャーナリズムが“声なき声”をいかに掬い上げ、活性化すべきかの方途を探る。そして、ジャーナリズムの担い手が送り手と受け手の垣根を超え、等身大の自分自身として語り、自分たちの居場所としてのメディアについて考える。そうした社会のかたちのイメージを描き出し、もっと幅広い文化的実践をジャーナリズムとして再評価していく。
目次
序論 「声なき声」をどのように活性化すべきか
第1章 「声なき声」の活性化、「真正性」の政治
第2章 「声なき声」と娯楽化する政治―『虎ノ門ニュース』における「読解の肩代わり」
第3章 公共サービスメディアの葛藤―『ハートネットTV』におけるメッセージ性と「真正性」の調停
第4章 ポピュラー・ジャーナリズムとしてのリアリティTV?―『クィア・アイ』における「裏側の物語」と連帯の政治
第5章 ジャーナリズムの境界線を引き直す―対話の場を紡ぐための役割
第6章 「真正性」の政治を内側から撹乱する―オルタナティヴなメディア環境はどのように可能か
補論 対話のためのメディア・デザインに向けた試論―メディア・ワークショップの設計と批判的考察から
結論 今後のメディア・ジャーナリズム研究に向けて
著者等紹介
田中瑛[タナカアキラ]
実践女子大学人間社会学部専任講師。1993年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業(同メディア・コミュニケーション研究所修了)後、東京大学大学院学際情報学府社会情報学コース博士課程修了。博士(社会情報学)。日本学術振興会特別研究員(DC1)、九州大学大学院芸術工学研究院助教を経て、2024年より現職。日本計画行政学会・社会情報学会若手研究交流会優秀賞、など受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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