“声なき声”のジャーナリズム―マイノリティの意見をいかに掬い上げるか

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“声なき声”のジャーナリズム―マイノリティの意見をいかに掬い上げるか

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784766429633
  • NDC分類 070.14
  • Cコード C3036

出版社内容情報

SNS時代のジャーナリズム論
誰もが情報を発信し、フェイクニュースが氾濫するこの時代に、
ジャーナリストは「真正性」をいかに担保し、
マイノリティの声を掬い上げ、活性化させるべきなのか。

本書は、現代のデジタル化するメディア環境において、言説がより個別に、より自然に、より親密になり、「真正性」(本物らしさ)を追い求めるなかで、ジャーナリズムをどのように再定義すべきかを論ずるものである。
『真相深入り!虎ノ門ニュース』や『ハートネットTV』、『クィア・アイ』といったTV番組の言説構造の分析から、情報の送り手と受け手の関係性を編み直し、ジャーナリズムが〈声なき声〉をいかに掬い上げ、活性化すべきかの方途を探る。
そして、ジャーナリズムの担い手が送り手と受け手の垣根を超え、等身大の自分自身として語り、自分たちの居場所としてのメディアについて考える。
そうした社会のかたちのイメージを描き出し、もっと幅広い文化的実践をジャーナリズムとして再評価していく。

内容説明

本書は、現代のデジタル化するメディア環境において、言説がより個別に、より自然に、より親密になり、「真正性」(本物らしさ)を追い求めるなかで、ジャーナリズムをどのように再定義すべきかを論ずるものである。『真相深入り!虎ノ門ニュース』や『ハートネットTV』、『クィア・アイ』といったTV番組の言説構造の分析から、ジャーナリズムが“声なき声”をいかに掬い上げ、活性化すべきかの方途を探る。そして、ジャーナリズムの担い手が送り手と受け手の垣根を超え、等身大の自分自身として語り、自分たちの居場所としてのメディアについて考える。そうした社会のかたちのイメージを描き出し、もっと幅広い文化的実践をジャーナリズムとして再評価していく。

目次

序論 「声なき声」をどのように活性化すべきか
第1章 「声なき声」の活性化、「真正性」の政治
第2章 「声なき声」と娯楽化する政治―『虎ノ門ニュース』における「読解の肩代わり」
第3章 公共サービスメディアの葛藤―『ハートネットTV』におけるメッセージ性と「真正性」の調停
第4章 ポピュラー・ジャーナリズムとしてのリアリティTV?―『クィア・アイ』における「裏側の物語」と連帯の政治
第5章 ジャーナリズムの境界線を引き直す―対話の場を紡ぐための役割
第6章 「真正性」の政治を内側から撹乱する―オルタナティヴなメディア環境はどのように可能か
補論 対話のためのメディア・デザインに向けた試論―メディア・ワークショップの設計と批判的考察から
結論 今後のメディア・ジャーナリズム研究に向けて

著者等紹介

田中瑛[タナカアキラ]
実践女子大学人間社会学部専任講師。1993年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業(同メディア・コミュニケーション研究所修了)後、東京大学大学院学際情報学府社会情報学コース博士課程修了。博士(社会情報学)。日本学術振興会特別研究員(DC1)、九州大学大学院芸術工学研究院助教を経て、2024年より現職。日本計画行政学会・社会情報学会若手研究交流会優秀賞、など受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Go Extreme

2
https://claude.ai/public/artifacts/e9216c14-0891-48c3-9530-3aa9674cb2a7 2025/06/24

manabukimoto

2
少数派、大きな声で主張しない人たち、そんな彼/彼女たちの「声なき声」を如何に掬い上げるか。 筆者の結論は「『真正性』を共に構築するメディア実践を通じて、集合的な主体と場を再生していく必要がある」p238という。 昔の深夜ラジオのような同時性が生む一体感も、オンデマンドで薄れてきた。ネットを併用した相互性が生み出す「会話」「対話」による新たな価値観の創造が必要。そんな対話における相互変化の好例として、平田オリザ先生とファブ5が言及されていたにが印象的。腑に落ちた。 福井県立図書館蔵書2025/04/23

URYY

2
昨今の、わたしが属するファンダムでの議論を熟議型(声の抑圧と利益集約的コミュニケーションで合意形成する)でなく、闘技型民主主義で維持できるか考えた。差異による対話で、どうやって規範をなさずに、権力や資本を利さずに、ファンダムの民主主義を維持できるか?2024/08/06

mori-ful

0
ニック・クドリーのメディア儀式論と、リアリティーショー論が気になった。2024/11/29

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