出版社内容情報
本『精選?』では、能・田楽・狂言、舞いと踊り、説教節、歌舞伎論等に加え、小説「身毒丸」にみるものである。折口信夫の最後の弟子が後世に残す折口信夫のエッセンス
百年前・千年前に滅びた芸能の発生展開を再構築していく折口の芸能史論
「私の研究の立場は、常に発生に傾いてゐる。かうする事が、国文学史や、芸能史の考究には、最適(もっともふさはしい)方法だと考へる」
百年前・千年前に滅びたものが、個々の特殊な形に残ることに着目し、芸能の発生展開を再構築していく折口の芸能史論を、本『精選?』では、能・田楽・狂言、舞いと踊り、説教節、歌舞伎論等に加え、小説「身毒丸」にみるものである。
凡 例
翁の発生
能楽に於ける「わき」の意義 「翁の発生」の終篇
信州新野の雪祭り
盆踊りの話
組踊り以前
舞ひと踊りと
*
無頼の徒の芸術
日本芸能史序説
古代演劇論
*
信太妻の話
餓鬼阿弥蘇生譚
小栗外伝(餓鬼阿弥蘇生譚の二)
*
役者の一生
江戸歌舞妓の外輪に沿うて
玉手御前の恋
*
身毒丸
戦後の折口先生 岡野弘彦
解 題 長谷川政春
折口 信夫[オリクチ シノブ]
著・文・その他
岡野 弘彦[オカノ ヒロヒコ]
編集
内容説明
折口信夫の最後の弟子が後世に残す折口信夫のエッセンス。百年前・千年前に滅びた芸能の発生展開を再構築していく折口の芸能史論。
目次
翁の発生
能楽に於ける「わき」の意義―「翁の発生」の終篇
信州新野の雪祭り
盆踊りの話
組踊り以前
舞ひと踊りと
無頼の徒の芸術
日本芸能史序説
古代演劇論
信太妻の話
餓鬼阿弥蘇生譚
小栗外伝(餓鬼阿弥蘇生譚の二)
役者の一生
江戸歌舞伎の外輪に沿うて
玉手御前の恋
身毒丸
著者等紹介
折口信夫[オリクチシノブ]
1887年2月11日、大阪府生れ。国文学者、民俗学者、歌人、詩人。歌人としての筆名は「釈迢空」。國學院大學国文科卒業。國學院大學教授、および慶應義塾大学教授。1953年9月3日逝去
岡野弘彦[オカノヒロヒコ]
1924年、三重県生まれ。歌人。日本芸術院会員、文化功労者、國學院大學名誉教授。國學院大學国文科卒業。昭和22年から28年9月の逝去まで、折口信夫と生活を共にして世話をする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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