ブラックアース 〈上〉 - ホロコーストの歴史と警告

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ブラックアース 〈上〉 - ホロコーストの歴史と警告

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  • サイズ B6判/ページ数 298p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784766423501
  • NDC分類 209.74
  • Cコード C0022

出版社内容情報

気鋭の歴史家が、ヒトラー「生存圏(レーベンスラウム)」の思想に鋭いメスを入れ、ホロコーストの真因を明らかにする傑作。ヒトラーの世界を目撃せよ



ヒトラーとは何者だったのか ――。

限られた資源、土地、食糧をめぐる生存競争の妄想にかられたヒトラーは、

ポーランド、そしてウクライナの肥沃な土壌(ブラックアース)を求めて侵攻し、

国家機構を完璧に破壊し始める。

ドイツの絶え間ない生存競争を、ユダヤ人の倫理観や法感覚が妨げると考えたヒトラーは、

やがて、人種に基づく世界、ユダヤ人のいない世界を構想し、

それを現実のものとすべく実行に移した ――。



前著『ブラッドランド』でホロコーストの歴史認識を根底から覆した気鋭の歴史家が、

ヒトラー「生存圏」(レーベンスラウム)の思想に鋭いメスを入れ、ホロコーストの真因を明らかにする傑作。

プロローグ



序 章 ヒトラーの世界



第1章 生存圏



第2章 ベルリン、ワルシャワ、モスクワ



第3章 パレスチナの約束



第4章 国家の破壊者たち



第5章 二重の占領



第6章 グレイター・イーブル



第7章 ドイツ人、ポーランド人、ソヴィエト人、ユダヤ人

ティモシー・スナイダー[ティーアイエムオーティーエイチワイ エスエヌワイディーイーアール]
ティモシー・スナイダー
イェール大学教授(中東欧史、ホロコースト史)。1969年生まれ。1997年、オクスフォード大学Ph.D.
ハンナ・アーレント賞(2013年)をはじめ豊富な受賞歴を誇っている。東欧をめぐる時事的問題について有力紙誌への寄稿も多い。21世紀に入ってからの主な著作として、<i>The Red Prince: The Secret Lives of A Habsburg Archduke</i>, 2008(『赤い大公 ―― ハプスブルク家と東欧の20世紀』、慶應義塾大学出版会、2014年); <i>Bloodlands : Europe Between Hitler and Stalin</i>, <i>a History of Nazi and Soviet Mass Killing on the Lands between Berlin and Moscow</i>, 2010『ブラッドランド ―― ヒトラーとスターリン 大虐殺の真実』、(筑摩書房、…

池田 年穂[イケダ トシホ]
池田 年穂
慶應義塾大学名誉教授。歴史家、翻訳家。1950年生まれ。ティモシー・スナイダー『赤い大公 ―― ハプスブルク家と東欧の20世紀』、マーク・マゾワー『国連と帝国 ―― 世界秩序をめぐる攻防の20世紀』、ジョーン・ディディオン『悲しみにある者』(いずれも慶應義塾大学出版会、2014年、2015年、2011年)、エミー・E・ワーナー『ユダヤ人を救え! ―― デンマークからスウェーデンへ』(水声社、2010年)など多数の訳書がある。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ベイス

100
ホロコーストの実態を鋭く暴く。著者によれば以下のホロコースト像はいずれも思い違いだという。①ヒトラーは狂人②主にドイツで起きた③ドイツのユダヤ人の問題④強制収容所で起きた⑤加害者はすべてナチス⑥政治の領域を超えている⑦理解できない。ひとつでも興味がわいたならぜひ本書を手にとってみて欲しい。ただしこのテーマに付き物の読むに堪えない事実を次々と突きつけられる息苦しさは免れ得ないが。いずれの考察も、ホロコーストを矮小化しようという傾向に強い警鐘を鳴らしている。アウシュヴィッツだけでは、あまりにも不十分なのだ。2023/08/19

BLACK無糖好き

13
東ヨーロッパのカオスに有無を言わせず読者を巻き込むような筆致に圧倒される。ヒトラーの唱える生存圏、ポーランドのユダヤ人、ウクライナナショナリズム、リトアニア、ラトヴィア、国家の破壊、チェコスロバキア、ハンガリー、NKVD、アインザッツグルッペン、ユダヤ・ボリシェヴィキ、最終的解決、夥しい殺戮。頭がすっかり混乱し、不気味ななガスの匂いが漂い始めた所で上巻が終わった。◆原注に記載の、ヴァンゼー会議を扱った映画「謀議」(2001年制作)は機会があれば観てみたい。 2016/09/13

さえきかずひこ

9
読後感は空前絶後の重さ。ドイツによるホロコーストはリトアニアから始まったが、本書で示されるのはドイツとソ連に挟撃され消滅したポーランドとそこで行われるユダヤ人殺戮の模様。ソ連占領地域がドイツに再占領されると、生き延びるためにソ連に協力していた地元の者はドイツに寝返って、ユダヤ人を殺した。 ヨーロッパに広く浸透する反ユダヤ主義の思想を背景に、それを陰謀論的国家政策に用いたドイツとソ連という帝国が象徴する、人類の永遠に赦されない罪深さが描かれている。2017/10/09

itosan04

8
ホロコーストが意外にもリトアニアで始まったとの本書の記述は、wikipediaで読んでも確かにそう書いてあるね。佐藤優の友人だったリトアニア共産党のシュペードが共産党から反ユダヤ政党に鞍替えした話を思い出す。いろいろ考えさせられる。2016/12/20

人生ゴルディアス

7
原文がインテリぶった書き方をしているのか、単に下手なのかわからないですが、回りくどい言い方が多くて読むのが遅くなる。訳者の人の漢字の使い方が古いし、文章の硬さは訳者さんのもともとの性質なのかも。それらがあいまって悪い結果になっている。内容は、これをホロコースト研究の主流とみなしていいのかちょっと不安な感じの、かなり心理的な内容になっている。とはいえ、征服者であるナチスに協力して被征服者の地元住民が地元ユダヤ人を殺害する動機付けの説明などは、いかにもありそうな感じで、勉強になります。2016/10/10

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