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出版社内容情報
本書は、江戸時代を代表する儒学者・伊藤仁斎の思想と秩序構想を描きだすものである。仁斎学を析出し、今日的可能性を明らかにする。
本書は、江戸時代を代表する儒学者・伊藤仁斎(1627-1705)の思想と秩序構想を描きだすものである。朱子学への批判を通して構築された仁斎学の本質を析出し、彼の営為の今日的な可能性を明らかにする。仁斎学そして江戸儒学を、過ぎ去った古い時代の遺物としてではなく、今と未来の諸課題への展望を切り開く手がかり与えてくれる新鮮な思想として読みなおす試み。
凡例
序
?T 儒学の目的とその朱子学的解釈
?U 江戸の儒学と社会における「天人合一」
?V 仁斎学における「天地」の含意
?W 仁斎学における「人倫世界」
?X 仁斎学における「天人合一」の実践主体
?Y 仁斎学における実践主体の形成(一) ―― 仁斎学の「学問論」の基
本構造
?Z 仁斎学における実践主体の形成(二) ―― 「拡充」説の構造と特質
?[ 仁斎学における「儒学的主体」の含意
結 仁斎学における「天人合一」の論理とその思想史的意義
注
主要参考文献一覧
【著者紹介】
山本 正身
1956年生まれ。慶應義塾大学文学部教授。博士(教育学)。
1987年、慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。専門は日本教育史、日本教育思想史、江戸儒学史。
主な著書に、『仁斎学の教育思想史的研究―近世教育思想の思惟構造とその思想史的展開』(慶應義塾大学出版会、2010年)、『日本教育史―教育の「今」を歴史から考える』(慶應義塾大学出版会、2014年)、『アジアにおける「知の伝達」の伝統と系譜』(編著、慶應義塾大学言語文化研究所、2012年)、『人物で見る日本の教育』(共著、ミネルヴァ書房、2012年)、『教育思想史』(共著、有斐閣、2009年)、ほか。
内容説明
「人と天地との一体化」とは何か。儒学の「天人合一」説を独自の立論を通して再定義した伊藤仁斎の思想に焦点を当て、その思想的意義を問い直す。仁斎学の思想体系を平易明白に解説した入門書。
目次
序
1 儒学の目的とその朱子学的解釈
2 江戸の儒学と社会における「天人合一」
3 仁斎学における「天地」の含意
4 仁斎学における「人倫世界」
5 仁斎学における「天人合一」の実践主体
6 仁斎学における実践主体の形成(1)―仁斎学の「学問論」の基本構造
7 仁斎学における実践主体の形成(2)―「拡充」説の構造と特質
8 仁斎学における「儒学的主体」の含意
後序 仁斎学における「天人合一」の論理とその思想史的意義
著者等紹介
山本正身[ヤマモトマサミ]
1956年生まれ。慶應義塾大学文学部教授。博士(教育学)。1987年、慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。専門は日本教育史、日本教育思想史、江戸儒学史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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