内容説明
フランス憲法学界の新潮流から生み出された論文選。憲法学の「法律学化」に警鐘を鳴らし、“政治的なるもの”と向き合うその理論的核心に迫る!
目次
第1部 「政治法」とは何か(『政治法』創刊のことば;法学と政治学;立憲主義の現況―法による民主主義という観念に関する若干の考察 ほか)
第2部 フランス憲政学の基礎理論(「憲法の罠」―憲法史と憲法学;主権の後、主観的権利はどうなるか?;フランスにおける憲法概念の歴史―政治的憲法から国家の法的地位としての憲法ヘ ほか)
第3部 統治と人権(混乱した憲法秩序―名状しがたい、不安定なフランス憲法;フランスにおける憲法裁判のモデルと捉え方―批判的総括;「公的自由」から「基本権」へ―名称の変化の効果と争点 ほか)
著者等紹介
山元一[ヤマモトハジメ]
慶應義塾大学大学院法務研究科教授
只野雅人[タダノマサヒト]
一橋大学大学院法学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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