内容説明
アメリカの大統領たちは、南部といかに向き合い、南部をいかに利用したのか。合衆国建国以来、いまだ衰えない南部の存在感と影響力。南部がアメリカの形成と再生に果たした役割を詳細に読み解く。
目次
ジョン・スミスが描いた社会―ジェイムズタウン植民地とポカホンタス
ジョージ・ワシントンが象徴する新国家―農園主、将軍、大統領
トマス・ジェファソンの描く国家―独立宣言と農本主義
アンドリュー・ジャクソンと南西部―西部開拓、インディアン・ファイター
ジェファソン・デイヴィスの南部連合国―奴隷制度をめぐる戦い
アンドリュー・ジョンソンの南部再建―共和党急進派、白人復権
シオドア・ローズヴェルトとラフ・ライダーズ―領土拡大、白人支配
ウッドロー・ウィルソンの書くアメリカ―南部復権とマスメディア
フランクリン・デラノ・ローズヴェルトと黒人社会―「どん底」から闘争へ
ドワイト・D.アイゼンハワーと公民権運動―最高裁判決、大統領の介入
ジミー・カーターに見る「南部」―農業の衰退と南部の変貌
ビル・クリントンの信仰心―南部と宗教と政治
著者等紹介
奥田暁代[オクダアキヨ]
慶應義塾大学法学部教授。慶應義塾大学大学院修士課程文学研究科修了後、ノースカロライナ大学チャペル・ヒル校英文科大学院修士課程修了、同大学院博士課程修了(Ph.D.)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。