内容説明
小さなことがつい気になってしまうのが人生。日常に影を落とすお悩みには、皮肉と自虐たっぷりのアドバイスが効果的。辛辣なのに不思議と気持ちがラクになる、笑えて役に立つお悩み相談エッセイ。
目次
エキセントリックな女の子
誰もいないときのボケ
社交辞令が苦手
感動作に感動できない
動物園が楽しめない
「何歳に見える？」の返し方
元妻との復縁
腑に落ちない気持ちの整理法
面白顔の人との付き合い方
気になると止まらない〔ほか〕
著者等紹介
光浦靖子［ミツウラヤスコ］
１９７１年愛知県生まれ。幼なじみの大久保佳代子と結成したオアシズでデビュー。バラエティ番組、ラジオ等出演するほか、舞台やコラム執筆など多彩に活躍（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スパシーバ@日日是決戦
98
{2015年} 2010年から2013年まで隔週誌｢TV Bros.｣に連載されたものの書籍化｡72のお悩みと特別編としてご自身の5つのお悩みに5人(有野晋哉-よゐこ･ライムスター宇多丸･西加奈子･野沢直子･真栄田賢-スリムクラブ)が答える｡上手いこと言うなぁ､と共感したアナタ! もしかして日陰街道まっしぐらの人生だっのでは?(何を隠そう吾輩も)｡誰かに悩み事を相談する時､実は自分の中ではすでに答えが出ておりそれを確認したいが故の行動なのだ､と仰った哲学者か心理学者がいたようないなかったような..｡2016/10/04
古古古古古米そっくりおじさん・寺
93
これお薦め！まずタイトルが上手いと思う。古本屋で見付け、芸人さんが書いた本で軽く笑って楽しんで読み捨てようと失礼な事を考えていたらどうしてどうして。光浦靖子の人生相談なのだが、解答は見事で名言だらけ。当然のユーモアも面白く、オチも綺麗である。男の私が共感しきりであったので、女性が読むと我が意を得たりと膝を打つ人は多いだろうと思う。モテない男というのはよくわかるが、モテない女問題はアンタッチャブルであったりする。しかしここにモテない女性の赤裸々な姿がある。聡明で愛情も正義感もある光浦さん、私なら妻にする。2016/07/12
itoko♪
71
雑誌『TV Bros』の連載をまとめたものだそう。光浦さんが読者のお悩み相談に答えているのだけど、ズバッと切り捨てたり、背中を押してくれたり（けしかけたり？）。時に、光浦さん こんなに自らをさらけ出しちゃっていいの？と心配になる程の赤裸々な回答。頭の回転がいい方だとは思ってましたが、シニカルな中にあたたかさも秘めた方だなと思いました。2015/05/30
さおり
71
光浦さんらしい本。読者の悩みに答える形なんだけど、結局全然答えてなかったりするし。突然すごい笑えるとこがあったり、感心したり（その圧倒的なひねくれ方に）。標準語で書いてあるのに、頭の中で常にあの声の三河弁に自動変換。楽しく読めました。2015/03/02
きさらぎ
61
光浦さんはとても頭のいい人。そしてそのことをご本人が否定しないところが好きです。「謙遜は美徳」みたい風潮は私は苦手。芸能人は特に、人より秀でているから芸能人なのであって、謙遜されると逆に嫌な気分になってしまう。その点、光浦さんは”頭のよさに対して犠牲にしたモノが多すぎる”と、頭のよさを受け入れた上での発言が嫌みがなくて好感が持てる。お悩み相談なのに、質問者も回答者も肩ひじ張ってない感じがよかった。2016/03/21
