内容説明
「日本人」と「日本的経営」の変容を描く。社会・企業文化の3層構造を示してハイブリッド型文化移転モデルを展開、日韓比較も交えグローバル社会における日本企業の変容をその底辺から探る。社会学・宗教学・心理学の知見を導入した、新たな「日本企業論」の誕生。
目次
第1部 組織文化論の諸相(組織文化の定義と機能;組織文化の分類;情報システムと組織文化)
第2部 文化移転モデル(文化の進化と発展;ハイブリッド・モデル;ハイブリッドとしての韓国企業経営)
第3部 日本型経営の将来(集団志向の基層文化;信頼と現代企業経営;組織文化の分類次元)
日本型企業文化
著者等紹介
佐藤和[サトウヤマト]
現職は慶應義塾大学商学部教授。1963年神奈川県に生まれる。慶應義塾中等部から慶應義塾高等学校を経て1986年慶應義塾大学商学部を卒業。株式会社三菱総合研究所経済・経営部門にて経営コンサルティング業務に携わる。1991年より慶應義塾大学大学院商学研究科修士課程、1996年同博士課程修了。1993年より慶應義塾大学商学部助手、1998年専任講師。カリフォルニア大学バークレー校東アジア研究所日本研究センター客員研究員(1999‐2001)。2002年助教授(2007年准教授)を経て、2008年より現職。専攻は計量経営学・組織文化論・比較経営学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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