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著者等紹介
ヴァプニャール,ラーラ[ヴァプニャール,ラーラ][Vapnyar,Lara]
1971年ロシア生まれ。1994年にアメリカへ移住。2002年ごろから、『ニューヨーカー』、『オープンシティ』、『ゾーエトロープ』などに作品の掲載をはじめる。『うちにユダヤ人がいます』は、それら文芸誌媒体に掲載された物語を集めたデビュー作である。ロサンジェルス・タイムズ文芸賞、ニューヨーク公立図書館若手作家賞などにノミネートされ、全米ユダヤ文化財団から新進ユダヤ系作家として表彰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん
25
ロシア生れのユダヤ女性がアメリカで書いた短編集。ナチスに支配されたロシアの街で、ユダヤ人の友人母娘をかくまうロシア女性が表題作。だんだん友人の存在を重く感じ、そのイライラをユダヤ人友人が受け止め、緊張が増す家の中。その他の短編も友人に「あなたはユダヤ人」と言われて世界がひっくり返るくらい怯える幼稚園児や、移住したニューヨークで居場所が無くなるロシア人祖父の話など、自分の立ち位置がぐらついている人々が主人公。ラヒリの作品の様に、正確で端正な文章。どれも緊張感に満ちた優れた作品ばかりである。2018/05/15
azimuth
1
学校ですすめられたので、読む。リディアの森、愛人、ヴェラにききたいこと、は好きだがその他は何のことやら。2009/12/12
天然梅干
0
著者はユダヤ系ロシア人で、原書は英語。成人してから渡米して、英語で小説を書いているということに尊敬する。すごい。自伝的小説で興味深い内容にできるのは、著者の人生が興味をひく内容だということ。誰にでもできることではない。2015/06/07
しょ~や
0
大きな不安が背後に横たわっている。そんな感じ。文章は淡々としていて、少しバラバラな印象すらあるのに、ラストに行くと不安がちらっと現れてくる。人間ってどこか恐ろしい、と感じた。2011/09/03
azimuth
0
授業の関係で再読。というか下の人は同じ大学だ!すごい笑 やっぱりお気に入りはリディアの森と愛人かなあ。2010/05/15