出版社内容情報
第1章 はじめに
第?部 海洋生物の天然物化学
第2章 パリトキシンのはなし
第3章 パリトキシンの形
第4章 パリトキシンとATPアーゼ阻害剤
第5章 抗腫瘍性物質ハリコンドリン類
第6章 ハリコンドリンから抗がん剤エリブリンを開発
第7章 巨大海洋分子の魅力
第8章 シガトキシン抗体
第9章 カリクリンの生合成
第10章 ラン藻類の化学
第11章 貝毒ピンナトキシンと骨粗鬆症治療薬候補ノルゾアンタミン
第?部 身近な毒,抗生物質,ケミカルバイオロジー
第12章 フグ毒の科学
第13章 ワラビの発がん物質
第14章 キノコ毒
第15章 動物毒の世界
第16章 フェアリーリング 妖精の輪
第17章 ペニシリンの発見
第18章 抗生物質
第19章 抗腫瘍性抗生物質オキサゾロマイシン
第20章 脂質と膜タンパク質
第21章 脳と糖
第22章 内因性ニトロヌクレオチドの科学
第23章 分子の動きを見る
第24章 ケミカルバイオロジーの最前線 細胞の中で生きた酵素の働きを「見る」
第25章 天然物合成の愉しみ
第26章 天然物化学の新展開 構造から生物活性へ
上村 大輔[ウエムラ ダイスケ]
内容説明
日本の天然物研究者が相次いでノーベル賞を受賞し、天然物化学が注目を浴びています。私たちは自然界の産物を薬や香料、染料などとして利用しています。自然界の産物から有用物質を探し出し、利用できるようにするのが天然物化学です。その一部始終を日本人の研究例をもとに紹介します。
目次
第1部 海洋生物の天然物化学(パリトキシンのはなし;パリトキシンの形;パリトキシンとATPアーゼ阻害剤;抗腫瘍性物質ハリコンドリン類;ハリコンドリンから抗がん剤エリブリンを開発 ほか)
第2部 身近な毒、抗生物質、ケミカルバイオロジー(フグ毒の科学;ワラビの発がん物質;キノコ毒;動物毒の世界;フェアリーリング―妖精の輪 ほか)
著者等紹介
上村大輔[ウエムラダイスケ]
1945年岐阜県生まれ。1968年名古屋大学理学部化学科卒業。理学博士。静岡大学教養部教授、理学部教授などを経て、1997年名古屋大学大学院理学研究科教授。2008年慶應義塾大学理工学部生命情報学科教授。2011年神奈川大学理学部化学科教授。2016年より神奈川大学特別招聘教授。名古屋大学名誉教授。2009年紫綬褒章受章。専門は生物分子科学、天然物化学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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