出版社内容情報
ニューディール期、地方レベルの政党組織に生じた変容が全国レベルの民主党に与えた影響を、ペンシルヴェニア州の事例を中心に実証的に解明する。利益誘導政治の位相の転換を、これまで地方に埋もれていた一次資料を駆使して論証し、マクロ・レベルの政治的変化を解明した研究。
内容説明
ニューディール期、地方レベルの政党組織に生じた変容が全国レベルの民主党に与えた影響を、ペンシルヴェニア州の事例を中心に実証的に解明する。
目次
序章 課題と視角
第1章 ペンシルヴェニア州における共和党一党支配体制の形成と展開
第2章 共和党一党支配体制の崩壊とペンシルヴェニア民主党の躍進、1932‐1934年
第3章 失業救済事業と利益誘導政治の位相転換、1936‐1938年
第4章 ニューディール期のペンシルヴェニア州における第三政党運動の蹉跌―失業者党とペンシルヴェニア社会保障連盟を例に
第5章 ニューディール期における民主党の組織的変化に関する一考察―労働無党派連盟と政党マシーンとの関連を手がかりに
第6章 比較検討作業
結論
著者等紹介
西川賢[ニシカワマサル]
日本国際問題研究所研究員。1975年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程修了。博士(法学)。慶應義塾大学グローバルセキュリティ研究所研究員、テンプル大学歴史学部客員研究員を経て、現職。専攻はアメリカ政治史、アメリカ政治発展論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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