イン・ビボ実験医学を拓く―実験動物中央研究所からの報告 1990~2008

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  • サイズ B6判/ページ数 244p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784766414998
  • NDC分類 490.76
  • Cコード C0047

出版社内容情報

著者・野村達次が創始者である、財団法人実験動物中央研究所が実現してきた「実験動物」の改良と育成、さらに、実験動物を使っての小児まひやがんの研究と成果を具体例で示し、「世界の最前線からの報告」としてまとめる。

内容説明

世界初の成果次々に。免疫超不全のNOGマウス、ポリオ・マウス、rasH2マウスなど、新規動物を開発。革新的動物試験法を樹立。

目次

第1章 世界のトップを拓く(対談)―90年~08年にかけての研究成果(はじめに―一九九〇年、それ以前と以後と;「ポリオ・マウス」の導入―「小児マヒ・生ワクチン」の安全性評価と確認に新しい試験法を樹立 WHO(世界保健機関)、世界標準として普及へ
「rasH2(ラス・エイチ・ツー)マウス」の開発―「発がん性評価」の新しい試験法を樹立 新薬開発の“ツール”として、世界各国で導入始まる
「NOG(ノグ)マウス」の開発―免疫機能“ゼロ”の実験動物を作出 エイズ、白血病などの研究用モデルとして ほか)
第2章 「実中研」と、その関連グループ
第3章 五年のつもりが五十五年にもなって(対談)(駆動源は何であったか?―五十五年を支えた“軸”は;動物実験の倫理について―「ヘルシンキ宣言」の精神、「3R」の思想 ピーター・シンガーの考え方)

著者等紹介

野村達次[ノムラタツジ]
文化功労者、1997年。医学博士。1922年、東京生まれ。慶應義塾大学医学部卒業後、1952年、(財)実験動物中央研究所を創設。81年から慶應義塾大学医学部客員教授、日本学術会議・実験動物研究委員会委員長、国際実験動物科学会議(ICLAS)日本代表・副会長など。第1回小島三郎記念文化賞(65)、日本医師会最高優功賞(75)、吉川英治文化賞(92)、紫綬褒章(84年)、米国FDA特別功労賞(1998~2000)、ICLASミュールブック記念賞(88)、同マリーコーツ賞(2005)

飯沼和正[イイヌマカズマサ]
科学ジャーナリスト。1932年生まれ。大阪大学工学部修了。京都大学法学部卒業。朝日新聞記者を経て、1970年から独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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