内容説明
メキシコ社会の変貌を捉える人類学的研究。都市への移住がすすむ先住民共同体。「閉鎖的農民共同体」が「地理的に広がる共同体」へと変化する村落‐都市の相互関係を、村の役職組織「カルゴ」の変容を通して民族誌的に描いた意欲作。
目次
1 序論
2 サン・マルティンの地理的・社会的環境
3 サン・マルティン在住者の我々意識
4 都市移住の様相
5 都市移住者と村落在住者の組織的関係
6 結章―村落と都市の紐帯
著者等紹介
禪野美帆[ゼンノミホ]
1964年生まれ。東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程修了。文化人類学博士。現在慶應義塾大学文学部教員。専攻は文化人類学、都市人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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