内容説明
日本の近世墓標とニューカレドニア日系移民の墓標という2つの素材を、アセンブレッジ(遺物の組成)とハイブリディティ(異種混交)の視点から、墓標造立の歴史的・社会的背景を考察し、モノの作り手・使い手の関係を問い直す物質文化研究を構築する。
目次
墓標の民族学・考古学的研究の目的と方法
第1部 物質文化研究の理論的視座
第2部 墓標研究の歩み
第3部 近世墓標の歴史学・考古学的分析
第4部 日系移民の墓標の民族学・考古学的分析
民族学・考古学における墓標研究の理論的地平
著者等紹介
朽木量[クツキリョウ]
1969年生れ。1999年、慶応義塾大学大学院文学研究科史学専攻民族学考古学分野博士課程単位取得退学。2002年、博士(史学)取得。現在、千葉商科大学政策情報学部助教授
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