内容説明
20世紀末以降、関心が高まってきた東南アジア・オセアニア地域を空間と時間を軸に捉え、その特徴を浮き彫りにする。
目次
第1部 海域アジアの国際関係(アジアにおける地域主義の展開;経済自由化の政治経済学;海域アジアの安全保障―海賊問題をめぐる地域協力を中心に;越境移動の構図―西セレベス海におけるサマ人と国家)
第2部 海域アジアの政治社会(東南アジアと「民主化の波」;フィリピン政治と民主主義;ベトナムの社会主義体制;マハティール体制の確立過程―マレーシアにおける政治体制とリーダーシップ;排除された市民の再構成―インドネシア国家と華人系住民)
第3部 海域アジアを向くオセアニア(太平洋島嶼フォーラムと東アジア;日豪関係の歪み―オーストラリアの太平洋戦争;海域アジアとオーストラリア―アジアの副保安官を目指すハワード首相?)
著者等紹介
関根政美[セキネマサミ]
慶応義塾大学法学部教授。1951年生まれ。慶応義塾大学大学院社会学研究科社会学専攻博士課程修了(社会学博士)
山本信人[ヤマモトノブト]
慶応義塾大学法学部教授。1963年生まれ。コーネル大学大学院政治学研究科博士課程修了
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