内容説明
重商主義期から通貨論争期までの信用理論の諸学説の対立と論争を、原典に依拠して体系的に叙述した画期的な研究。
目次
第1部 再生産と信用(重商主義の信用創造論争;ジェイムズ・ステュアートにおける経済循環と信用;アダム・スミスにおける二つの経済循環―再生産と通貨・信用構造)
第2部 銀行信用と貨幣数量説(通貨の過剰と信用の過剰―古典派信用論の分解;リカードウの紙幣減価論;リカードウの通貨調整案;J.S.ミルの信用恐慌論;J.S.ミルの通貨論争批判)
著者等紹介
大友敏明[オオトモトシアキ]
山梨大学教育人間科学部助教授。金融論・経済学説史。1954年札幌市に生まれる。1977年早稲田大学教育学部卒業。1986年慶応義塾大学大学院経済学研究科博士課程修了
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