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ドイツ農民戦争と宗教改革―近世スイス史の一断面

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  • サイズ A5判/ページ数 381p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784766408133
  • NDC分類 234.05
  • Cコード C3022

内容説明

ドイツ農民戦争によってスイスは、農奴制は、どう変わったのか。宗教改革が農民戦争に与えた思想的影響を初めて明らかにし、農奴制の多様なあり方やその歴史的役割を解明する。我が国のスイス史研究最先端の業績。

目次

第1編 ドイツ農民戦争の思想的背景(「神の法」思想についての学説史の整理;「神の法」思想と「十二箇条」について;ゼバスティアン・ロッツァーの神学と「十二箇条」について;ツヴィングリの神学思想における“Gemeinde”概念について)
第2編 農奴制問題に関するスイス盟約者団の政策について―農民戦争の重要課題を巡って(農奴制問題の意味とそれを巡る研究史;バーゼル;ズントガウとオーバーエルザス;トゥールガウ;ザンクト・ガレン)

著者等紹介

野々瀬浩司[ノノセコウジ]
1964年生まれ。1988年、一橋大学社会学部卒。1992-94年、スイス連邦政府国費奨学生としてベルン大学留学。1995年慶応義塾大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得満期退学。1998年慶応義塾大学大学院文学研究科にて博士号(史学)取得。現在、防衛大学校人間文化学科助教授、慶応義塾大学文学部非常勤講師。おもな業績に「イッテンゲン騒動とツヴィングリについて」(森田安一編著『スイスの歴史と文化』刀水書房、1998)、「スイスにおける自由の概念『一橋論叢』1999。「ドイツ農民戦争期におけるチューリヒの農奴制問題について」(『西洋史学』197号、200予定)など
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