内容説明
ベストセラー『テレビの大罪』から2年、さらに危険になっているテレビの洗脳手法を暴く。
目次
第1章 死を招くテレビの洗脳(アルコール飲料のCMが依存症を蔓延させる;WHOの勧告でもアルコール飲料のCMは止まらない ほか)
第2章 不幸をばらまき続ける日本のテレビ(少ないチャンネル数が選択の自由を奪う;無意味な地デジ化 ほか)
第3章 テレビに脳が書き換えられる(テレビはいかに脳のソフトを書き換えるのか;不適応思考のパターンを作りだす恐怖 ほか)
第4章 テレビ脳からいかにして脱するか(子ども1人でテレビを観せてはいけない;新聞や本など他のメディアを子どもに与える ほか)
著者等紹介
和田秀樹[ワダヒデキ]
1960年大阪府生まれ、精神科医。東京大学医学部卒業。東京大学付属病院精神神経科助手、アメリカ・カールメニンガー精神医学校国際フェローを経て、和田秀樹こころと体のクリニック院長。国際医療福祉大学大学院教授(臨床心理学専攻)、一橋大学経済学部非常勤講師(医療経済学)、川崎幸病院精神科顧問。老年精神医学、精神分析学(特に自己心理学)、集団精神療法学を専門とする。第5回正論新風賞受賞。第一回映画監督作品の『受験のシンデレラ』は、2007年度モナコ国際映画祭で最優秀作品賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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退屈しのぎ本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えちぜんや よーた
34
うつ病の原因となりやすい「不適応思考」について。1)二分割思考 白黒をはっきりさせたがる。 2)占い・読心 将来のことや相手のことを勝手に決めつけたりすること 3)過度の一般化 ある一つの事実を、その他のすべての事象に当てはめたがること。 4)選択的抽出 全体像を見ないで欠点やマイナス面だけを抽出して相手を評価したがること。 5)「~すべき」「~しなければならない」(should)思考 自分や他人に対して「かくあるべし」という思い込みが強すぎる。 6)情緒的理由付け 人間の認知が気分に左右されや2012/09/16
姉勤
19
某人気解説者のイケ○ミ氏にでも番組で取り上げさせれば、高視聴率がとれそうな内容。知ってか知らずか、昨今のテレビと同じ方法論でテレビ業界を批判している。おおむね既知の情報だったが、それすら恣意的でないと言い切れるものでもない。啓蒙も結構だけど、このような本が出回って、むしろテレビ業界が佞知になる方がよっぽど迷惑。視聴者はバカでいいんです。バカの振りをしていましょう。2013/05/06
uD
15
和田秀樹さんの本は2冊目かな? テレビは”二元論”を刷り込ませる。 YESかNOか、善か悪か… そしてそれは絶対的な基準があるという幻想を生み出し、多角的な見方を殺すことに繋がる。 つまり特に子どもへの悪影響が半端ないということでしょうか。 そう言えば、子どもはテレビを見て「悪は滅ぼさなきゃ…」と思ったような記憶があります。 二元論は怖いテレビは怖い…2018/05/04
むらきち
12
精神科医の書く、テレビの影響についての本。大袈裟に聞こえる部分もありますが、考えさせられる所も多々ありました。たしかに日本のテレビは海外の番組に比べて知識欲を満たしてくれる番組少ないですし、ニュースは珍しさ面白さ優先ですし、同じことばかり。肩書きは凄いのに、素人でもヘンなこと言ってると思うコメンテーターも見かけます。ニュース番組ですらあくまで視聴者を集めるための〝ショー〟と化しているのですね。作者個人の感情が見え隠れしてて、すべて鵜呑みにできる本ではありませんが、良い本でした。2019/08/07
kubottar
11
テレビを観ない生活にすれば本を沢山読める時間が作れる!2012/08/04
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