出版社内容情報
社会問題になっているニートや引きこもり、依存症、リストカットなど、生きづらさを抱えた若者たちのリアルな声を、ありのままの視点で伝える一冊。
内容説明
街頭から声を伝えるフリーペーパー「VOICES MAGAZINE」。これまで少女たちを中心に3000人以上の声を伝え続け、各メディアで話題騒然。彼女たちのリアルな声と生を綴る「VOICES」、待望の書籍化。
目次
それぞれのストーリー ボイス・ストーリー(こわれたトビラ;灰色の空;人形になった私;閉じゆくココロ ほか)
私が出会った女の子 フォト・ストーリー(えみか;るあ;みか;さおり ほか)
私に届くさまざまな声 アナザー・ボイス
著者等紹介
橘ジュン[タチバナジュン]
ライター。『VOICES MAGAZINE』編集長。10代の終わり、レディス・チームのリーダーとして取材を受けたことをきっかけに、ビデオ・レポーターやルポ執筆の活動を始める。2006年に街頭から声を伝えるフリーペーパー『VOICES MAGAZINE』を創刊。2009年、NPO法人bond‐PROJECTを設立。翌3月に渋谷でオープンした女性向けネットカフェ「MELT」を拠点に「聴く・伝える・繋げる」の活動をさらに広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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コージー
30
★★★★☆繁華街で出会った少女たちの声を集め、フリーペーパーを発行した著者。リスカ、援交、DV、虐待など、少女たちの絶望や葛藤などを集め、言葉と写真で生きづらさを表現した本。10代、20代に限らず、生きづらさを抱えてもがいている方には、ぜひ見てほしいです。【印象的な言葉】①お互いに弱さに気づき、認め合うことで、人は“一人じゃない”ということに、気づくのではないだろうか。②気がついたら、助けて、って言えなくなった。気がついたら、笑えなくなって。気がついたら、自分がいなくなっちゃってて。2019/04/22