内容説明
『終着駅は始発駅』『汽車との散歩』に続く宮脇俊三珠玉のエッセイ集。喜怒哀楽さまざまな旅の息づかいを、気のおけない“自由席”でたっぷり味わう愉しみ。巻末には、在りし日の作家と作品を振り返る娘の解説を付した。
目次
青函トンネルと瀬戸大橋(青函連絡船、さようなら;津軽海峡線に試乗 ほか)
どこかへ行きたい(伊豆急「リゾート21」とお召列車;函館から網走へ ほか)
車窓の四季(春の旅;夏の旅 ほか)
旅の周辺・鉄道ファンの発想(0番線の話;駅 ほか)
仕事部屋のうちそと(拾いもの人生;オヤジ ほか)
著者等紹介
宮脇俊三[ミヤワキシュンゾウ]
1926年生れ。鉄道紀行作家。東京大学西洋史学科卒後、中央公論社に入社。『中央公論』『婦人公論』の編集長、書籍編集等に携り、名編集者と謳われた。1978年退社。同年『時刻表2万キロ』(河出書房新社)で作家としてデビュー。以後、鉄道紀行を中心とする膨大な作品によって、「紀行文学」のジャンルを確立した。2003年、76歳で逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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