内容説明
本書は、「クローン人間」に代表される「クローン」という言葉にまつわるさまざまな現象を、「ことば」の底にある「いのち」の仕組みまで掘り下げて、知識を整理しつつ、一般向けに解説したものである。
目次
「クローン」て何のこと
「クローン」を理解するために
遺伝子は何をしている?
自然界にはクローンがいっぱい
クローンをめぐる三つの疑問
好奇心が科学を育てる
クローン技術の歩み
ドリーの誕生
クローン動物が持つ可能性
クローン技術への期待と不安
「クローン人間」とは何か
「クローン人間」を考える
著者等紹介
中内光昭[ナカウチミツアキ]
1930年静岡県生まれ。東京教育大学大学院在学時代からホヤの魅力にとりつかれ、下田、宇佐、カリフォルニア、スコットランド、ナポリなどでその無性生殖(クローン作り)の研究を行ってきた。高知大学で、教授、理学部長、学長を歴任。現在、名誉教授
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