内容説明
給料が上がらない、正社員になれない、物価が上がり続ける、中小企業が儲からない……すべて、消費税が原因である。元内閣官房参与の経済学者と気鋭の公認会計士が、国家財政の視点と一般消費者の視点から消費税の問題点をあぶりだし、消費税のマイナス効果を国家財政の論点と家計の論点から経済のプロと税務のプロのタッグでわかりやすく解説! この本を読んだら、給与明細やレシートを見る目が変わる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Y2K☮
36
名著。全ての人にオススメ。結論から言うと消費税はゼロでいい。消費税こそ非正規雇用や低賃金労働者を多数生み、日本だけが不景気から抜け出せない状況をもたらした諸悪の根源。社会保障も防衛費も財源が足りないなら増税ではなく国債。政府の借金は民間人のそれとは全く違う。現にアメリカもイギリスも借金は増え続けているが破綻せず、むしろ豊かになっている。財務省のプロパガンダはもう通用しない。「増税反対」で正解なのだ。政府が税収を増やしたいなら、法人税の大企業優遇を正し、富裕層の金融所得を一般所得との総合課税にしてはどうか。2022/12/23
Y2K☮
33
脱・財務省の洗脳。財源は増税ではなく国債。税金は市場にお金が多く出過ぎてインフレになるのを防ぎ、資本主義が暴走して貧富の差が広がるのを阻止するためのもの。国債は一般的な意味での借金とは別物。どれだけ増えても自国通貨建てなら、日銀がちゃんとしていてインフレ率に注意していれば経済破綻はない(ギリシャの破綻はユーロの発行権を持たなかったから)。経済成長している国はどこも借金が増え続けている。消費税増税分の大半は法人税減税の穴埋め。社会保障にはほとんど使われていない。庶民から取った消費税が輸出系大企業を潤わせる。2024/10/23
りょうみや
25
最近のトランプ関税が日本の消費税と関連していることを知ったことがきっかけで読んだ。対談式で分かりやすく消費税の真の姿が語られている。消費税は輸出品にはかからないし、大企業が下請けに押し付けられるし、派遣や外注した方が有利になる。経済格差を拡大する方向に働く税金で、根源は財務省。言葉はでていないけど消費税の代わりに財政出動(借金)で問題ないとしている。言葉は出ていないけどMMTの説明もしてくれる。自分が生きているうちに財務省が改まって消費税の減税か廃止されることは果たしてあるだろうか。2025/03/08
belalugosi6997
12
なぜ日本だけ30年間だけ経済成長できないのか?なぜ給料が上がらないのか?どうすれば好景気を実感できるのか?今年の新書では一番である。森井じゅん女史には心より感謝したい。特に消費税は間接税ではなく、直接税で第2法人税、付加価値税であり、消費者が負担しているのでなく、あくまで「事業者が負担」している。この付加価値税である消費税のせいで企業は正規社員を雇わなくなり、非正規や派遣労働やアルバイトの低収入労働に追い詰めた。つまり、日本を復活の鍵は「消費税廃止」である。消費税がなければGDPは1500兆だ。ベスト著書2022/12/17
モリスン
5
消費税を一律廃止したいですね。少なくとも一律減税。2025/05/05
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