内容説明
人生を変えるほどの衝撃。知られざる菌類の世界に誘われ、神秘のきのこに魅せられる…。きのこについて、あなたはどれぐらい知っていますか?民話や伝承、魔法の物語や、料理、民間医療に最新医療まで…。きのこには素晴らしい魔法の力があるのです。妖しく光る狐火も、死を招くタマゴテングタケも…。本書では、王立植物園キューガーデン所蔵の美しいイラストを多数収録し100種以上のきのこについて語ります。
目次
第1章 きのこの世界史
第2章 きのこの働き
第3章 きのこの達人 きのこの伝承と伝説
第4章 きのこの作る妖精の輪
第5章 きのこと料理
第6章 きのことアート
第7章 きのこと幻覚
第8章 きのこと魔女の貯蔵室
第9章 魔鏡・きのこのダークサイド
第10章 きのこの未来
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ままこ
70
知らざれる菌類の世界。100種類以上のきのこの生態、伝承、料理、民間医療などバラエティ豊かに掲載されている。王位植物園キューガーデン所蔵のイラストが多数掲載されてあり美しく見応えがある。インパクトあったのは〈魔鏡・きのこダークサイド〉にイラストと共に掲載されていた“ゾンビアリタケ“これは恐ろしい😱2023/10/07
たまきら
44
原題は「The Magic of Mushrooms」。魔女…?著者が女性だから…?ちょっと「さわり」ましたが、読み始めたらもう楽しくって楽しくって。古来から多くの人がキノコのとりこになってきたんですねえ。特に英名、和名、学名を比べるのが面白かった!「カエサルのキノコ」やスッポンタケの学名、キクラゲがどこでも「耳」に見られていることなど笑いが止まりませんでした。もちろん生態の描写も大変面白かったし、日本のキノコがたくさん登場する上に今昔物語集まで紹介されているのが嬉しかったです。…これシリーズがあるの?2023/02/01
Tatsuhito Matsuzaki
11
表紙の不思議な色彩とタイトルにひかれて手に取った一冊。 ロンドン出身の著者の原文なのか、イギリス英語の日本語訳のせいなのか、文章がちょっと堅苦しい感じでした。 なお、本書に掲載されているイラストの殆どは、英国王立植物園所蔵の美しいイラストでした。2023/03/26
noko
8
きのこはつい最近まで、植物だと思われていた。だから王立植物園キューガーデンが125万種、標本を持っている。冬虫夏草は、チベット高原が主な産地。何兆円もの産業になっている。チベットで医学に用いるし、未だに媚薬と信じられている。1ポンド(453g)で1540万円の値がつくことも。儲かるから沢山採って絶滅危惧種になってしまった。皆健康に良いと思っているが、野生のものは高濃度ヒ素や重金属が含まれている恐れがあり、体に良いとは言えない。サナギダケが成分は違うが、代用品になっている。絵が沢山載っていて、見ても楽しい。2024/08/27
y
2
久々のきのこ本で楽しく読みました。 全ページがカラーでイラストが美しくて、眺めるだけでも満足できました。 事典というだけあって、さまざまな内容があり、きのこ好きとしては大満足でした。2023/12/06
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