内容説明
知りたい!活版印刷のしくみ。「書体」と「フォント」の違いとは?フォントはこうして作られる。身近な文字に注目してみよう。いま注目のUDフォントとは。印刷と文字の深い関わり。書体をグループ分けで理解する。文字の著作権について知ろう…文字にまつわる、“きほんのき”を解説。
目次
1 まずは知っておきたい文字の基礎知識
2 文字が辿ってきた道
3 この文字が使われている理由
4 文字を作る人たち
5 文字を使う
6 文字の目利きになる
著者等紹介
伊達千代[ダテチヨ]
グラフィックデザイナー/ライター。メーカーのデザイン室、広告制作会社勤務を経て株式会社TART DESIGN OFFICEを設立。デザイン誌や書籍で執筆するほか、大学や企業でデザイン講習も行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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kinkin
102
なにげなく使って入いるPC。でもフォントがなかったらどうにもならない。前から気になっていたフォントについて色々としることができた。それと昔の活版印刷のこと、金属で作られた活字を植字工の方がひとつひとつ拾って版を組み立ててゆく様子もきっとすごかっただろうと思う。熟練の方なら一日で5000個できるようになったとか。。今でも古本では活版でプレスされたのがわかる本があるので見つけるとすこし嬉しくなる。フォント・・・これからどんな字体がふえていくのか楽しみでもあります。図書館本 2021/12/01
有理数
13
文字=書体とフォントについて解説された本。とっても分かりやすいので、日常で目にするあらゆる文字や、書体・フォントに興味を持ったら、この一冊が最適かもしれない。解説文章も少なすぎず多すぎず。歴史や海外と日本の比較もあり。また電車や小説本文、デジタル器機、商品のパッケージなど、いろいろな商品やシチュエーションが実物写真で掲載され、そこで使われているフォントやその意味が分析されている。これが楽しい。フォントメーカーごとの特徴を解説したページもあり、まさに「文字のきほん」にふさわしい一冊。2022/07/04
ぽけっとももんが
12
以前サラメシでフォントを作る会社が紹介されていた。これですな。一文字ずつ、何年もかけて作っている。長文に向く文字、見出し向き、それぞれ違う。わたしがレトロな書体が好きといってもそれで一冊読むと疲れるかもしれないな確かに。英文は線端に飾り「セリフ」があると目線が横に誘導されて読みやすいとか、言われてみればそうかもしれない。さっきツイッターで手書き動画を見た看板職人さんが載っていた。いやほんとすごい。引き合わせもすごい。2021/06/06
Gamemaker_K
7
なぜかわからないのだが、この本読んでいる間ずっとワクワクしていた。俺はきっと文字フェチなんだということがわかった。…仕事柄、フォントには割と神経を使う。フォントは調味料だから、適切な使い方せんと食べた人が腹壊しちゃうんだな。2021/02/13
夢見草
4
知らないことが多くておもしろかった! 文字に限らず紙、印刷、装丁、製本などなど 本の世界は本当に奥深い…。2021/02/12