内容説明
世界に散る「四角錐」の調査・発掘、さらにその先の秘密に迫る。なぜその場所が選ばれたのか?人々の生活は?材料の選定、運搬は?建造当時のリアルへ、Go to Wonderland…。
目次
エジプト編(ネチェリケト王のピラミッド;スネフェル王のピラミッド ほか)
テオティワカン編(都市の建設;月のピラミッド ほか)
ヨーロッパ編(エリニコのピラミッド(ギリシア)ガイウス・ケスティウスのピラミッド(イタリア))
ボロブドゥール編(ボロブドゥール)
著者等紹介
河江肖剰[カワエユキノリ]
考古学者。名古屋大学高等研究院准教授。米ナショナルジオグラフィック・エクスプローラー。エジプトのピラミッドの3D計測や「ピラミッド・タウン」の発掘に従事。テレビにも出演し、エジプト文明についての知見を広めている
佐藤悦夫[サトウエツオ]
富山国際大学現代社会学部教授。博士(学術)。専門は、メソアメリカ考古学、観光人類学。1999年よりメキシコ、テオティワカン遺跡「月のピラミッド」考古学プロジェクトに参加。現在も、テオティワカン遺跡の調査を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
191
図書館の新刊コーナーで見つけて読みました。何だかんだ言って、やはりピラミッドはエジプト ギザのクフ王のピラミッドです。クフ王のピラミッドは観たことがあるので、何時かメキシコ、テオティワカンの太陽のピラミッドとインドネシアのボロブドゥール寺院遺跡を訪れてみたい。 http://www.graphicsha.co.jp/detail.html?p=433882021/02/12
更紗蝦
33
「古代に作られた四角錐の石造建築」を「ピラミッド」と定義している本なので、エジプトとメキシコ(テオティワカン)以外の地域も扱っており、ギリシアの「エリニコのピラミッド」、イタリアの「ガイウス・ケスティウスのピラミッド」、インドネシアの「ボロブドゥール」は、この本を読んで初めてその存在を知りました。「日本におけるユニークなストゥーパ」として、奈良の東大寺南方に位置する頭塔と、大阪の堺市に位置する土塔がちょこっと紹介されていますが、これも初めて知ったので、「日本にもピラミッド型の建造物が!?」と、驚きました。2022/02/11
chacha
8
最近動画サイトでエジプトのことをかなり詳しく紹介されている河江氏。エジプトやピラミッドには小学生の時から興味がありました。ずいぶんいろんなことがわかってきましたがまだまだ謎が多く興味はつきません。個人的に三大ピラミッドでもカフラー王のに興味がありました。内部構造がクフ王のは有名だけどあとのピラミッドはどうなっているのか?この疑問が少しわかって、さらに興味が。テオティワカンやボロブドゥールなども面白い。奈良のストゥーパは近くまで行きながら中に入れず残念だった。2021/08/25
Tatsuhito Matsuzaki
8
「ピラミッド」の語源はギリシャ語で「三角の菓子パン」を意味する「ピューラミス」にあるらしい。 本書にはエジプトの三大ピラミッドをはじめ、アジア、メソアメリカ、ヨーロッパに点在する四角錐形石造建築を集めて紹介しています。 日本のピラミッドも載せて欲しかったなぁ。2021/02/13
Go Extreme
2
世界の主なピラミッドMAP ピラミッドの世界事情 エジプト編:ネチュリケト王 スネフェル王 クフ王 カフラー王 メンカウラー王 テオティワカン編:都市建設 ツキのピラミッド 太陽のピラミッドと地下トンネル 羽毛の生えた蛇神殿 集合住宅と人々の暮らし 都市の発展と崩壊 ヨーロッパ編:エリニコのピラミッド ガイウス・ケスティウスのピラミッド ボロブドゥール編 ピラミッドの調査の歴史 エジプト文字とメロエ文字 2021/03/01