内容説明
明治・大正・昭和から現在まで、長い年月を経てもなお愛される、すばらしい描き文字作品を作家別に掲載。歴史の流れを知りつつ豊富な作品を見ることができる、「描き文字デザイン」本の決定版!
目次
中村不折(1866‐1943)
藤島武二(1867‐1943)
杉浦非水(1876‐1965)
橋口五葉(1881‐1921)
竹久夢二(1884‐1934)
小出楢重(1887‐1931)
岡本帰一(1888‐1930)
広川松五郎(1889‐1952)
岸田劉生(1891‐1929)
恩地孝四郎(1891‐1955)〔ほか〕
著者等紹介
雪朱里[ユキアカリ]
ライター、編集者。1971年生まれ。武蔵大学卒業。写植からDTPへの移行期に印刷会社に在籍後、専門誌編集長を経て、2000年よりフリーランス。文字、デザイン、印刷などの分野を中心に、ものづくりに携わる人々への取材執筆活動を行なっている
大貫伸樹[オオヌキシンジュ]
ブックデザイナー、装丁史研究家。1949年、茨城県生まれ。東京造形大学グラフィックデザイン科卒業。大貫デザイン事務所主宰。毎日カルチャーシティ「装丁探索」講座、実践女子大学生涯学習センター「美しい本」講座講演。日本出版学会、明治美術学会各会員。著書に『装丁探索』(平凡社)ゲスナー賞受賞がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鱒子
37
図書館本。手描き文字によるデザインというのは昔から存在し、しかもパソコンが普及した現代にもやはり存在します。生活に身近なところでは、本屋や薬局の手描きポップなどではないでしょうか。この本で紹介されているのは、芸術的な手描き文字で、いずれも破壊力抜群です。こんな字が描けない私は、パソコンで あーでもない こーでもないと フォントをいじり倒すのです(^^)2017/07/24
ganesha
2
映画の題字を多数デザインしている檜垣紀六のインタビューと、明治期から現在まで45名の作家が手掛けた装丁やポスターなどの紹介。藤島武二や岸田劉生などの洋画家も装丁を多くしているとは。山六郎と綿貫宏介の作品が好みだった。2019/05/23
namunamuナムちゃん
1
面白いなぁ同じ文字なのにこんなに表現が変わる。 視覚で見えるもんが全く変わるんだなぁ。 もっと知りたい。2022/09/23
NOB
1
PCで文章を作るとき、私的なモノであれば、複数のフォントを試してみる。お気に入りはあるが、印象が違って面白い。 文章からフォントを選ぶことがデフォルトだが、ごく稀にフォントに引きずられて文章を修正することも。2017/04/20