内容説明
人の頭部はタマゴ型、とよくいわれるが、タマゴのように丸く描いても、立体的な顔は描けない。タマゴの前に、八角柱の面取りの考え方が重要で、この意識を持つことで、筋肉の動きなど、表情が自然に豊かに、自由に楽に描けるようになる。だが、体はコンニャク、と考えるだけであらゆる動作が自由に自在にとらえられ、しかも信じられないほどリアルに「らしく」描けてしまう。本書は、顔と体を、できるだけ簡単にやさしく描ける方法として、「タマゴ」と「コンニャク」から学ぶ、ユニークな技法書である。
目次
第1章 顔を描く基本(『タマゴ』からはじめよう;はじめは塗り絵でもいいから、大胆に描こう ほか)
第2章 顔を描く実践(1人を徹底的に描いてみよう;水彩で色をつけてみよう;似顔絵を描こう)
第3章 キャラクター化してみよう(マンガ的な顔のパターンから学ぶ;アニメでデフォルメ表現;程よいキャラ化でスケッチしよう)
第4章 体と動作を自由に描いてみよう(コンニャクで考えてみよう;女性美を徹底研究;男性美を徹底研究;コンニャクのバリエーションで、さまざまなポーズが自由に描ける)
著者等紹介
川口正明[カワグチマサアキ]
1963年熊本県生まれ。1983年東京工学院専門学校卒業後、同校講師である川本征平氏のアニメーション背景美術会社「アトリエローク」に入社。名作劇場「若草物語 ナンとジョー先生」(日本アニメーション)「ドラエもん のび太の太陽王伝説」(シンエイ動画)などの美術監督を勤めて現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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