内容説明
本書を読めば、敷地が4分の1エーカーもあるような郊外の住宅に住む人々も、都市部の狭小スペースに興味を持つようになるだろう。ウェアハウスの敷地の一画にすっぽりと収まっているロフトもあれば、路地の奥に建つタウンハウスもあるなど、これらのスペースは、大きさの制約だけでなく、立地条件も注目に値する。よりコンパクトでフレキシブルなスペースが求められるようになった今、建築家やデザイナーは、利用可能なスペースの条件を、より幅広く捉えることが必要だ。ここに紹介する狭小住宅は、多くの才能あふれる建築家やデザイナーが何を成し得るかを示している。スペースは限られているかもしれない。しかしそのスペースを新しく生まれ変わらせる技術には限りがない。本書で紹介している住宅の中には、どこかの家のベランダほどの広さしかないものさえある。それを知ったら、優れた設計がどれだけ重要なものであるかはすぐにわかるだろう。
目次
間口はわずか3メートル!
リズミカルに連続するフロア
どんなことでもやればできる
外壁をぎりぎりまで広げる
縦方向に空間を広げる
広さを感じさせる工夫
古い商店を住宅に
個性的な空間の発見
コンパクトな暮らし
コンサバトリー〔ほか〕
著者等紹介
クラフティ,スティーブン[クラフティ,スティーブン][Crafti,Stephen]
タウンプランナーとしてキャリアをスタートさせたが、つねにデザインにより深い興味を抱いていたいという。90年代初頭に、1950年代築のモダンスタイルの住宅を購入した彼は、以後、建築とデザインに関する文章をいくつもの新聞や雑誌に寄稿するようになった
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