出版社内容情報
『おそうざいふう外国料理』が生まれたのは1972年。本格的な外国料理はホテルや専門店でしか食べられなかった当時、“一流の、しかも日本人の口に合った外国料理を家庭で……”という思いで作られたのが本書です。毎日のおかずにぴったりの作りやすくておいしいレシピを教えてくださったのは、名立たる料理人の方々(帝国ホテル料理長・村上信夫さん、大阪ロイヤルホテル料理長・常原久彌さん、王府料理長・戰美樸さん)です。家庭料理の礎として、現在も役立てていただける1冊です。洒落た料理名や盛り付け、器のデザイン、斬新な料理写真なども見どころです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
乙浦(おとうら)
13
先にあげた「おそうざい十二か月」とセットで母から受け継いだ本。こちらにはカラー写真が載っていて少しだけ新しい感じが(笑)でも基本精神は「おそうざい~」と変わらず手間暇かけられて作られている1冊。載っているお料理は洋風と中華が半々くらい。その当時手軽に手に入るもので代用されているもの、日本人向けにかなりアレンジされたもの、おもてなし料理になるもの、びっくりするほど本格的なものまで多種多様なお料理が載っています。ただパスタ系など今では本格的なレシピ本がたくさん出回っているので作るメニューは偏ってしまうかも。2014/01/18
きりぱい
6
いかにも欧風な料理でも、見た目に反して材料が簡単!有名ホテルシェフ監修のレシピなのに、家庭で揃えやすい材料に工夫されているのがうれしい。シンプルな調味料で、それだけでもしっかり本格的だけれど、スパイスや濃さの調整は家庭のお好みでというスタンス。昭和47年発行のロングセラーという古さからか、1カップ180ccや茶さじなどと計量単位が違うのも愛嬌で、バタ、スパゲチ、ぶどう酒、パリーふう、イタリーふうとレトロな響きは逆に味わい。一家に一冊、飾りのように置きたい、でも料理意欲も湧く実用的な内容。2010/11/03
猫
4
図書館本。 昭和47年刊行で、それまでに暮らしの手帳で紹介されたレシピなので、バタ、スパゲチなど表現に時代がすごく感じられる。分量がどれも大体4~6人分と今から見ると多めなのは、核家族が進みつつもまだ3世帯が多かった時代だったんだろうなぁ。野菜はあるものを何でも入れていいんです、とか白身魚だったら何で作っても構いませんとか、マッシュルームがなかったら生シイタケでも味は足しして変わりませんとか、家庭料理らしいアバウト具合に惚れる。買おうかな。2014/12/23
とも
2
古い本。昔の家庭料理は手間がかかるのが当たり前でしたね。時短、手間なしもいいけれど、またにはこういった調理を楽しみたいです。2020/10/13
松本左都夫
1
再読、三読、四読中。「普通に買える(40年以上前に)材料で、おいしい(๑´ڡ`๑)外国料理を」ってコンセプトが(・∀・)イイ!!「ひらめのボンファム」食べたひ。???