内容説明
監査人の判断・意思決定が影響を受ける要因とは?どのようにすれば改善されうるのか?監査リスク・アプローチが有効に機能するためには、リスク評価が適切に行われ、リスク評価への対応が適切になされていなければならない。監査調書・実験データ・公開データを用いて“監査人によるリスク評価とそれへの対応”について実証的に解明。
目次
第1部 アーカイバル・データ(非公開データ)を用いた研究(監査リスク・アプローチのもとでのリスク評価と監査計画;わが国における監査リスク・アプローチの実態;監査リスク・モデルの精緻化に向けた考察)
第2部 実験データを用いた研究(監査人によるリスク評価とそれへの影響要因;リスク評価方法および監査要点設定のあり方がリスク評価に与える影響;リスク評価方法および監査要点設定のあり方が証拠の評価および証拠の統合に与える影響)
第3部 アーカイバル・データ(公開データ)を用いた研究(わが国の監査市場と大手監査法人;わが国大手監査法人による価格およびコストの決定)
実証的監査判断研究の展望と課題
著者等紹介
福川裕徳[フクカワヒロノリ]
1970年香川県高松市生まれ。1994年一橋大学商学部卒業。1996年一橋大学大学院商学研究科修士課程修了。1999年一橋大学大学院商学研究科博士後期課程単位修得、長崎大学経済学部専任講師。2001年長崎大学経済学部助教授。2002年博士(商学)(一橋大学)。2003~2004年南カリフォルニア大学フルブライト研究員。2007年一橋大学大学院商学研究科准教授。2012年一橋大学大学院商学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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