出版社内容情報
近年、世界中の多くの都市で路面電車の良さが見直され、新たな装いで復活してきている。路面電車は、もちろん交通機関のひとつではあるが、果たす役割はそれだけではない。そのひとつが、まちの風景をより美しく豊かなものにするということである。
本書は、路面電車とまちの風景の関係について、世界44都市の事例を豊富な写真を用いて紹介し、多様な人が集ういきいきとしたまちとして、その魅力を引き出す路面電車の良さを知ってもらう目的で書かれた。
目次
第1章 路面電車のいる魅力的なまち
第2章 既存風景にとけこむ
第3章 まちの改造と新しい風景づくり
第4章 街路風景に新しい価値を
第5章 人のいる風景
第6章 新しい路面電車はどのように計画されたか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Stevie G
1
LRTはやっぱりヨーロッパの大聖堂やカフェが並ぶ街並みに似合いますね。家族で旅行したストラスブールやオスロのトラムが思い出深いです。香港に住んでいた時は、トラムは生活の一部でしたし。日本でも、札幌、広島、熊本、岡山なんかでは頑張っていますよね。都電荒川線は、学生時代近所に下宿していたので生活の一部でしたが、急いでいる時に全然来なくて時間に間に合わなかったりしたことが多く、はっきり言ってとても悪い印象です。2022/06/20
kaz
1
背景を邪魔しない、あるいはしっかり溶け込んでいるものが良いと思ったが、派手な可愛い車両も、場合によっては悪くない。街次第ということか。図書館の内容紹介は『最近路面電車が開通した、スペイン、フランス、イギリス、アメリカ、日本のまちを取り上げ、風景の変化や人々の様子を紹介。さらに、路面電車と風景の関係について解説する。「路面電車レ・シ・ピ」の続編』。 2022/06/19