内容説明
郊外型大規模店の影響で地盤沈下気味の中心商店街の再生策は。マイカーにおされがちの公共交通の再活性化は。バス、路面電車、トロリーバスなどの公共交通と歩行者が道路空間を共有するトランジットモールは、新しい集客拠点づくりの方策として注目を沿びている。買物客のモビリティーを確保した新しい商業環境の実現に向け、具体策を示す。
目次
1章 トランジットモールの魅力
2章 欧米におけるトランジットモールの事例と日本における導入の可能性
3章 トランジットモールの適地条件と計画プロセス
4章 トランジットモールの交通マネージメント
5章 トランジットモール空間の設計
6章 福島―オーソドックスなトランジットモール
7章 宇都宮―段階的トランジットモール
8章 福井―事業化に向けての提案
9章 富山―路面電車とバスのL字形トランジットモール
10章 札幌―21世紀への夢の提案
付録 フランスのトランジットモール報告書「歩行者・公共輸送機関混合道路」