出版社内容情報
《内容》 周産期医療においては出生前に充分の管理を行い、児をよりよい状態で出生させる、あるいは出生時に即応できる体制を整えておくといった、胎児期の診断・管理の重要性はますます増大してきております。
研修医、若い産婦人科医、助産師、看護師などの方々に対し診療を理解し早く慣れていただくための手引書として、実技についてできるだけ具体的に記述しました、また胎児診療の入門書として必要な基本事項を網羅しています。
今回の改訂では胎児心拍数に関する用語・定義と妊娠中毒症の名称・定義・分類については日本産婦人科学会の改定にしたがい書き改めました。また胎児超音波計測の基準値も外国の基準値でなく、日本超音波学会で設定した日本人の基準値を使用し、母体感染症と胎児感染症の項目もCDCの新しいガイドラインの考え方を取り入れ書き直しました。
《目次》
I 胎児出生前診断の方法
A.先天異常診断の実際
1.先天異常の出生前診断(対象・留意事項)
2.超音波断層法
3.絨毛採取法
4.羊水穿刺と羊水分析
5.胎児採血
6.母体血清マーカーによる胎児染色体異常スクリーニング
B.胎児 well-being の評価
7.胎児心拍数モニタリング
8.NST, VAS testとCST
9.Biophysical profile score(BPS)
10.胎児血流モニタリング
II 特殊な胎児異常・遺伝性疾患
1.染色体異常症
2.単一遺伝子病(メンデル遺伝病)
III 胎児異常・奇形の診断と管理
1.子宮内胎児発育異常
2.多胎妊娠
3.胎児仮死
4.胎児中枢神経系異常
5.胎児頸部の異常
6.胎児循環器・脈管系異常
7.胎児呼吸器系異常
8.胎児腹部の異常
9.胎児泌尿器系異常
10.胎児骨格・筋の異常
11.非免疫性胎児水腫
IV 胎児付属物の異常と胎児管理
1.胎盤の異常
2.臍帯の異常
3.卵膜の異常
4.羊水の異常
V 母体感染症と胎児感染
A.性行為感染症
B.その他の垂直感染
VI 合併症・異常妊娠と胎児の管理
1.糖尿病合併妊娠
2.急性膵炎
3.心疾患合併妊娠
4.腎疾患合併妊娠
5.高血圧合妊娠
6.甲状腺疾患合併妊娠
7.自己免疫疾患合併妊娠
8.気管支喘息
9.神経・筋疾患合併妊娠
10.子宮頸部初期病変合併妊娠
11.血液型不適合妊娠
12.妊娠高血圧症候群(従来の妊娠中毒症)
13.過期妊娠
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