出版社内容情報
【偉大なる数学者への敬愛とユーモアにあふれた一冊!】
流浪の数学者エルデスは20世紀の最も優れた数学者のひとりであり、生涯1655編の論文を残した。これらの業績は、未来永劫に亘って離散数学の分野で不滅であろう。彼の定理は予備知識をほとんど必要とせず、深い洞察と直観があれば高校生でも理解できる。
本書では、それらの中でも特に魅力的なものが、エルデスの共同研究者であったフバタルによって丁寧に精選され、解説されている。随所に掲載されているコラムからは、エルデスの人となりを垣間見ることができる。
内容説明
Paul Erdos(ポール・エルデス)は1500編を超える論文(特に離散数学の分野で)を発表しました。彼は、数学全体に影響を及ぼす解法を持ち、かつ、簡潔に記述することができる美しい問題を嗅ぎ分ける嗅覚を持っていました。学生向けに書かれた本書は、Erdosが興味を抱いた問題と、彼の見事な解法を通して、離散数学をわかりやすく紹介しています。
目次
1 輝かしいスタート:BERTRANDの仮説
2 離散幾何学とスピンオフ
3 Ramsey理論
4 デルタ・システム
5 極値集合論
6 VAN DER WAERDENの定理
7 極値グラフ理論
8 フレンドシップ定理
9 染色数
10 グラフの不変量の閾値
11 Hamilton閉路
付録A 専門的な知識
付録B 定義、用語、記法
付録C さらにErdosについて
著者等紹介
秋山仁[アキヤマジン]
東京理科大学栄誉教授
小舘崇子[コダテタカコ]
Universit´e de Nice‐Sophia Antipolis博士課程修了。Doctorat en Sciences。東京女子大学専任講師
酒井利訓[サカイトシノリ]
東京理科大学大学院理学研究科博士課程修了。博士(理学)。東海大学理学部教授
徳永伸一[トクナガシンイチ]
東京理科大学大学院理学研究科博士課程修了。博士(理学)。東京医科歯科大学教養部准教授
松井泰子[マツイヤスコ]
東京理科大学大学院工学研究科修士課程修了。博士(工学)。東海大学理学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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