出版社内容情報
【新しい研究方法「一人称研究」を理解し、実践できる一冊!】
「ひとが生きるリアリティ」に迫るためにはどういうやりかたで研究するのがよいのか? 一人称研究はこの問いと格闘してきた者たちが人工知能や認知科学の分野から提唱した手法である。
本書は三部構成となっており、第1部は理論、第2部は実践研究事例、第3部はまとめとしている。第1部と第2部を行ったり来たりしながら読み進めることで、一人称研究をどう遂行すればよいのか、分析をどう行えばよいのか、得られた知見をどう評価すればよいのかが理解しやすくなっている。始まったばかりの研究方法「一人称研究」の理解と実践に最適な一冊。
目次
第1部(一人称研究とは;「からだメタ認知」というメソッド;一人称研究の初期スタイル;からだメタ認知の基盤理論:外的表象化 ほか)
第2部(実践研究事例その1:カフェの居心地を探る;実践研究事例その2:街の見心地を探る;実践研究事例その3:音楽鑑賞体験を探る;実践研究事例その4:生活と競技が一体となり身体スキルを学ぶ)
第3部(一人称研究実践の総括)
著者等紹介
諏訪正樹[スワマサキ]
慶應義塾大学環境情報学部教授。1984年東京大学工学部卒業、89年同大学院工学系研究科博士課程修了(工学博士)。同年、日立製作所基礎研究所入社、人工知能/推論学習の研究に従事。94‐96年スタンフォード大学CSLI研究所にて客員研究員。1997年シドニー大学建築デザイン学科主任研究員就任。2000年より中京大学情報科学部助教授、04年より同学部教授。08年4月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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