内容説明
第1巻では、分野の碩学や現在オペレーションズ・リサーチの第一線で活躍している研究者によるモデリングに関する論考を集めた。シリーズの最初にあたって、より広い立場から、モデルとモデリングのもつ正に多面体的な側面を立体的に捉え、様々な立場から論じることで学問としての面白さと魅力を伝えている。
目次
モデリングの技:ゴルフスイングの解析を例として
AICとMDLとBIC
モデリング
「問題解決エンジン」群とモデリング
都市空間のモデル化
理論家にとっての数理モデル
均衡問題の数理モデル
モデルが見えるとき
モデルの効用
モデル学は可能か
「モデル」についての一数学者の雑感
手術室のスケジューリング支援システムについて
マッチングモデル
モデリングのための覚え書き
相対問題の教えてくれるコト
モデルの複雑さの問題点
著者等紹介
赤池弘次[アカイケヒロツグ]
1952年東京大学理学部数学科卒業。統計数理研究所入所。1961年理学博士(東京大学)。1986年統計数理研究所所長。1988年総合研究大学院大学数物科学研究科教授、統計科学専攻長(初代)。1994年統計数理研究所名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授。2009年逝去
伊理正夫[イリマサオ]
1955年東京大学工学部応用物理学科(数理工学専修コース)卒業。1960年東京大学大学院数物系研究科応用物理学専門課程博士課程修了、工学博士。九州大学工学部通信工学科助手、助教授。1962年東京大学工学部計数工学科助教授。1973年東京大学工学部計数工学科教授。1993年東京大学定年退官、名誉教授。中央大学理工学部情報工学科教授。2003年中央大学定年退職
茨木俊秀[イバラキトシヒデ]
1963年京都大学工学部電気工学科卒業。1965年京都大学修士課程電子工学専攻修了。1967年イリノイ大学コンピュータ科学科研究員。1969年京都大学工学部助手、その後助教授。1970年工学博士(京都大学)。1983年豊橋技術科学大学工学部教授。1985年京都大学工学部教授。2004年関西学院大学理工学部教授、京都大学名誉教授。2009年京都情報大学院大学教授。2010年京都情報大学院大学学長
腰塚武志[コシズカタケシ]
1966年、東京大学工学部都市工学科卒業。1968年東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。1969年東京大学助手。1977年工学博士(東京大学)。1978年筑波大学助教授。1990年筑波大学教授。2004年国立大学法人筑波大学理事・副学長。2009年南山大学理工学部教授
小島政和[コジママサカズ]
1969年慶應義塾大学工学部管理工学科卒業。1971年慶應義塾大学工学研究科修士課程(管理工学専攻)修了。1974年慶應義塾大学工学研究科博士課程(管理工学専攻)修了、工学博士。1973年慶應義塾大学工学部管理工学科助手。1975年東京工業大学理学部情報科学科助手。1979年東京工業大学理学部情報科学科助教授。1989年東京工業大学理学部情報科学科教授。1994年東京工業大学情報理工学研究科数理・計算科学専攻教授。2011年東京工業大学定年退職、東京工業大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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