目次
1 要求工学知識体系(REBOK)に基づく要求工学入門
2 NTTデータにおける要求開発の実践手法:TERASOLUNAとMOYA
3 富士通における要件定義手法:Tri‐shaping
4 日立ソリューションズにおける要求開発手法HyThologyの開発と実践:REBOK実践の取り組み
5 野村総合研究所における情報化企画方法論:SC7Mと超上流工程での実践事例
6 ステークホルダ分析の実践
7 組込みプロダクト開発における要求工学の実践
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
izw
5
要求工学シンポジウム2014に参加したら講演資料とともに配布された。各章の著者の講演だったので、講演を聞きながら、その章を読むことに決め、何とか最後まで目を通した。REBOKを元に、あるいは関連して、各社が取り組んでいる要求獲得、要件定義の方法論が語られていて、一読の価値があると思う。2014/06/14
ほー
3
体系的に学べるし、大手の事例がわかりやすい。分量も軽めで Good2018/08/09
かわうち
1
要求工学とは、ユーザ要求を的確にとらえることで、ビジネスと製品の競争力強化などの根本問題を解決するための技術である。実際の要求管理においては、盛り込むべき要求の範囲である要求スコープを適切に分けて、ビジネス/プロダクト要求、システム要求、ソフトウェア要求の3段階のスコープに分け、段階的に管理する。要求開発の手法は様々存在しているが、プロジェクトを進める上では、要件定義と聞いて作成するべき成果物の実態が日本と欧米のエンジニアで異なっていることや記述に関する形式品質、要求の内容品質にも気をつける必要がある2025/03/14
misaki
1
REBOKの要求分析に関するインプットとアウトプットを、より実践に近い形でまとめられた一冊。テンプレートとして使用できそうなレベルで図表が載せられており、また要求分析を細かくフェーズ分けして整理されているので、マイルストーンと成果物のイメージがつかみやすい。ぜひ実務に取り入れて活用したい。2018/12/18