内容説明
単にアルゴリズムをわかりやすく解説するだけでなく、最終的にアルゴリズム設計に至るまでに、どのような概念が必要で、それがどのように解析に裏打ちされているのかを科学的に詳述している。
目次
1 基礎(計算におけるアルゴリズムの役割;さあ、始めよう;関数の増加;分割統治;確率的解析と乱択アルゴリズム)
2 ソートと順序統計量(ヒープソート;クイックソート;線形時間ソート;中央値と順序統計量)
3 データ構造(基本データ構造;ハッシュ表;2分探索木;2色木;データ構造の補強)
付録 数学的基礎(和;集合など;数え上げと確立;行列)
著者等紹介
浅野哲夫[アサノテツオ]
1977年大阪大学大学院基礎工学研究科博士課程修了。現在、北陸先端科学技術大学院大学教授(工学博士)
岩野和生[イワノカズオ]
1987年プリンストン大学工学部コンピュータサイエンス学科Ph.D.取得。現在、三菱商事(株)ビジネスサービス部門顧問(Ph.D.)
梅尾博司[ウメオヒロシ]
1978年大阪大学大学院基礎工学研究科博士課程修了。現在、大阪電気通信大学総合情報学部教授(工学博士)
山下雅史[ヤマシタマサフミ]
1980年名古屋大学大学院工学研究科博士後期課程修了。現在、九州大学大学院システム情報科学研究院教授(工学博士)
和田幸一[ワダコウイチ]
1983年大阪大学大学院基礎工学研究科博士後期課程修了。現在、法政大学理工学部応用情報工学科教授(工学博士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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翔
6
何年も前に買って以来読了出来ずにいたのをようやっと。付録として本書を読む上での数学の基礎が用意されている。最初から順番に読み進めていったがやはり多少難解なところはあったので、数学に明るくない場合は付録から読んでおくことをおすすめする。2巻もあるが本書に書かれている2巻の目次から、そちらは付録が無いようなのと、本書の内容が前提となっていそうなので、本書から読み進めるのが良さそうだ。2023/01/05
あぽか
0
有名な教科書なので改めてアルゴリズムの勉強をするために読んでみた。しかし、残念ながら日本語訳がわかりにくすぎて内容の理解の妨げになっていると感じたので流し読みで終わらせて別の本を読むことにした。総合版を買わなくて良かった。2024/01/19